◆渋谷にて。提案営業とは何か?を考える
岡本太郎作 『明日の神話』
縦5.5メートル、横30メートルの巨大壁画
今この作品は、渋谷マークシティの京王井の頭とJRの渋谷駅を結ぶ、連絡通路にある。
(画像:岡本太郎記念HPより転載)
ここはたくさんの人に見てもらえるからと選定された場所。
確かにたくさんの人が通る。
私も通る。
しかし。
岡本太郎が好きな私でさえ、この絵と、いつも、きちんと向き合うことは出来ない。
申し訳ない気持ちを抱きながら、忙しく、この前を通り過ぎる。
この作品が描かれたのは、『太陽の塔』の制作と同時期の、1968年から1969年。
第五福竜丸が被爆した際の水爆の炸裂の瞬間をテーマにした、渾身の作。
メキシコで永らく行方不明になっていたこの作品。
しかし。
いくら素晴らしい作品でも、見る者が、その気になっていなければ、
単なる、デカイ、ラクガキと変わらない。
それは作品の側の問題ではなく、見る側の心の在りようの問題。
この場所なら、たくさんの人に見てもらえるから・・・
その考えは正解のようで、実は大きく間違っている。
それは営業活動でも全く同じこと。
仕事の中身も大事。だが、それ以上に大事なことがある。