展示会のブースで最も大事なのは「磁石」作り
展示会についての続きです。
前回、最も目立たせるべきとは、社名ではない。
という話しをしました。
もちろん、最も目立たせるべきは、
その展示会場に来場される人達の中で、なおかつ、
あなたの会社の顧客になりそうな人(ターゲット)が、ぱっと見て、
「おっこれは面白そうだ!これはすごい!」と関心をひきつけられる
「磁石」。
「磁石」とは、キャッチコピーでも良いし、商品サンプルでも良いし、
写真でも、動画でも、何でも構いません。
(ちなみに鰻屋さんの「磁石」は”匂い”ですね^^)
しかも、0.3秒で認識できるもの。
でも、集客しやすいからと言って、いわゆるキャンギャル使って呼び込んだり、
やたら物を配ったりするブースもありますが、
人をとにかく集めるのが目的ならそれでも構いませんが、
実際に買ってくれる見込み客を探したいのならば、
そのターゲットに向けた磁石の設計をすべきです。
(むしろターゲット以外はさっさとスルーしてもらえる設計が望ましい)
まずは一度、実際に考えてみてください。
でも、たぶんそれは、せいぜい30点程度の出来です。
選んでいる言葉が、抽象的だったり、一般的だったり。
逆に専門的過ぎて、意味が分からなかったり。
ライバルとの違いが全然分からなかったり。
何度も練り上げていかねばなりません。
そこが最も重要なんです。
まず、あなたの会社のブースを認識し、立ち寄ってもらうことが全ての起点なのですから。
実際、ぱっとみて、ぐぐっと来る「磁石」を設計できているブースは少ないのです。
それと、「磁石」の設計は、距離的なことも考慮してくださいね。
①遠くから視認できるもの (ブースに向かって歩いてくると目に飛び込んでくるもの)
大きな風船を上げている会社も結構ありますね。
②ブースの前を通過する際に視認できるもの
のぼりとか、目線より若干高い位置のPOPなど。場所によって死角が出来ないように。
③ブースを覗いたときに、必ず目に留まるもの
いわゆるゴールデンゾーンへの配置。
さて。
もう少しブース設計のコツについても書いていこうと思いますが、
でも、ブースの設計も大事なんですが、
さらには、展示会の事前に、いかにターゲットにアプローチして、
この会場に呼び込むか。会場に来てもらうか。
こちらの方が、大事なことです。