自分を売り込まねばならない本当の理由
商談の初期段階で、自分を売り込まねばならない。
でも、それをきちんと出来ている営業マンは少ない。
これをする狙いは2つ。
「ラポール」と、こちらが「先生」 になること。
つまり、親和度を高めるためと、顧客よりも位置付けを高めること。
これらは、提案の前にやるべきこと。
言い換えると、顧客側の心理的な”城壁”を崩す、警戒心を解く、
そして期待を高める、こちらの発言に重みを持たせる。そういう事。
まずは親和度を高めないと。
顧客には最初に、堅牢な城壁のような防衛心理がある。
あたかもそれは、マジノライン、万里の長城。
そこを突破しなければ、その先の展開など望むべくもない。
城攻めには3倍の兵力が必要であり、正面攻撃、我攻めをすると、攻撃側に甚大な被害が出る。近代戦では二百三高地あたりがその例か。
だから、そこで会社を挙げて、知恵を絞らねばならない。
営業マンの自分の売り込みだからと、営業マン丸投げでは駄目。
天照(あまてらす)の尊。
びくともしない堅牢な岩屋の扉を、自ら開けさせたチカラは何だったか?
そのチカラを身につけねばならない。
この「ラポール」については、いろいろな本にも書いてある。
まずはそれらも参照されたい。
(具体的な手法については、いずれ本ブログでも書く予定です)
そして、
営業クリティカルパス上で最も重要なことは、「先生」になること。
つまりあなたを出来るだけ高く売り込むこと。
権威をつけること。
それはあなたの提案の、”染み込み度”を高めるため。
話の価値を高めるため。
良いことを言えば、誰でも通用するわけではない。
中身が同じでも、言う人が違えば、染み込み度は全く違う。
松下幸之助氏が言った「考えなはれ」と、貴方の言う「考えなはれ」では、人を動かす力がまったく違う。
一介の営業マン如きが言うことを、誰が、聞く耳持ちますか?
ではどうやるのか?
あるメーカーさんでは専門誌に論文を投稿させた。
何がしかの資格を取得するのも良いだろう。
・・・自分の価値を高めるために、何をすべきか?
でも、もっと幅広く、柔軟に考えても良いのだ。
「へ~!○○さんってすごいんだねえ」と顧客に言わせればしめたものだ。
毛沢東は、長江を泳いでわたった。伝説である。
アメリカで大統領選挙に出る人は、マラソンを完走していることが多い。
あのブッシュでさえ。
なぜかは分かりますね?
あなたの価値を高めるために、何をすべきか?
ここもとても大事なことなので、もっと深く考えていきましょう。
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