南アフリカは、ワインでは第三世界とかニューワールドと言われる新興国ですが、安価で良質なワインが多く産出されています。
南アフリカ産としては、拙ブログでは以前に「ゴーツ・ドゥ・ローム 赤 2007」を記事にしています。
・南アフリカ産の¥1,300ワイン:「ゴーツ・ドゥ・ローム 赤 2007」
今回ご紹介する「トールホース カベルネ・ソーヴィニヨン 2008」も、安価で良質なワインです。
私は知らなかったのですが、雑誌「ワイン王国」7月号(No.57)の特集記事「5ツ星探究 ブラインド・テイスティング 1000円台で見つけたお値打ちカベルネ・ソーヴィニヨン」で、このワインは最高賞の5つ星を獲得したのだそうです。
「トールホース カベルネ・ソーヴィニヨン 2008(Tall Horse CABERNET SAUVIGNON 2008)」
原料ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
アルコール分:13.5%
容量:750ml
価格:¥1,050(税込)
原産国:南アフリカ
最初の写真は、中味が入った状態です。こちらが、空瓶の状態。
こうすると、ユニークなラベルの形状が、良く分かります。
名称は「Tall Horse」、つまり「背の高い馬」なのですが、ラベルに描かれているのは、誰が見ても間違いなくキリンです。
英語でキリンは「Giraffe」です。「Tall Horse」で「キリン」という意味にはなりません。この名称は、南アフリカでのキリンの俗称か愛称なのかも知れません。
長期熟成を前提としていない(一般的に安価な)ワインでは主流となりつつある、スクリューキャップが「トールホース」でも採用されています。
私はスクリューキャップの使用には、おおむね好印象を持っています。
スクリューキャップを開けると、思いの外強い、華やかな香りが立ち上ります。これだけで「さぞ旨かろうなぁ」と期待してしまうような香りです。
味は、比較的強い酸と甘味を軸にしています。
タンニンは強くありません。アフターにも残りますが、それも慎ましやかに残る、という感じです。カベルネ・ソーヴィニヨン100%としては、タンニンは温和しいように思えます。
アフターにはタンニンの他、メントール系の爽やかな刺激が舌に残ります。
口当たりは、非常にまろやかです。味の各要素のカドが取れていて、喉ごしも優しく転がるタイプです。
ラベルには「フルボディ」と記されていますが、私の印象では「ミディアム」です。
初日に1/3ほど飲み、冷蔵庫の野菜室で保存、残り1/3ずつを、2日目と3日目に飲みました。
初日には酸味が目立っていた味が、2日目、3日目と進むうちに、甘味の強さが目立つようになります。好みにもよりますが、私は好ましい変化だと受け取りました。
また、冷やした方が甘味を強く感じ、温度が上がるにつれて酸味とメントール系のスパイシーさが強くなるようにも感じました。
比較的酸味の強かった初日やワインの温度が高い場合でも、甘味が目立ってくる2日目3日目や冷やした状態でも、このワインに対する好印象だけが感じられました。
例えば、ワイン(もしくは赤ワイン)を初めて飲むという人がこの「トールホース」を飲んだなら、きっとワイン好きになります。
「ワインって、美味しいなあ。他のワインは、どんな味がするのだろう」と、このワインをきっかけに、素敵な好奇心が頭をもたげるに違いありません。
ワインの好印象ばかりを、これほどまでに気持ち良く伝えてくれるワインは、そうはありません。それで価格が税込¥1,050。
このワインを選ばない理由など、どこにも無いと断言出来ます。
南アフリカ産としては、拙ブログでは以前に「ゴーツ・ドゥ・ローム 赤 2007」を記事にしています。
・南アフリカ産の¥1,300ワイン:「ゴーツ・ドゥ・ローム 赤 2007」
今回ご紹介する「トールホース カベルネ・ソーヴィニヨン 2008」も、安価で良質なワインです。
私は知らなかったのですが、雑誌「ワイン王国」7月号(No.57)の特集記事「5ツ星探究 ブラインド・テイスティング 1000円台で見つけたお値打ちカベルネ・ソーヴィニヨン」で、このワインは最高賞の5つ星を獲得したのだそうです。
「トールホース カベルネ・ソーヴィニヨン 2008(Tall Horse CABERNET SAUVIGNON 2008)」
原料ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
アルコール分:13.5%
容量:750ml
価格:¥1,050(税込)
原産国:南アフリカ
最初の写真は、中味が入った状態です。こちらが、空瓶の状態。
こうすると、ユニークなラベルの形状が、良く分かります。
名称は「Tall Horse」、つまり「背の高い馬」なのですが、ラベルに描かれているのは、誰が見ても間違いなくキリンです。
英語でキリンは「Giraffe」です。「Tall Horse」で「キリン」という意味にはなりません。この名称は、南アフリカでのキリンの俗称か愛称なのかも知れません。
長期熟成を前提としていない(一般的に安価な)ワインでは主流となりつつある、スクリューキャップが「トールホース」でも採用されています。
私はスクリューキャップの使用には、おおむね好印象を持っています。
スクリューキャップを開けると、思いの外強い、華やかな香りが立ち上ります。これだけで「さぞ旨かろうなぁ」と期待してしまうような香りです。
味は、比較的強い酸と甘味を軸にしています。
タンニンは強くありません。アフターにも残りますが、それも慎ましやかに残る、という感じです。カベルネ・ソーヴィニヨン100%としては、タンニンは温和しいように思えます。
アフターにはタンニンの他、メントール系の爽やかな刺激が舌に残ります。
口当たりは、非常にまろやかです。味の各要素のカドが取れていて、喉ごしも優しく転がるタイプです。
ラベルには「フルボディ」と記されていますが、私の印象では「ミディアム」です。
初日に1/3ほど飲み、冷蔵庫の野菜室で保存、残り1/3ずつを、2日目と3日目に飲みました。
初日には酸味が目立っていた味が、2日目、3日目と進むうちに、甘味の強さが目立つようになります。好みにもよりますが、私は好ましい変化だと受け取りました。
また、冷やした方が甘味を強く感じ、温度が上がるにつれて酸味とメントール系のスパイシーさが強くなるようにも感じました。
比較的酸味の強かった初日やワインの温度が高い場合でも、甘味が目立ってくる2日目3日目や冷やした状態でも、このワインに対する好印象だけが感じられました。
例えば、ワイン(もしくは赤ワイン)を初めて飲むという人がこの「トールホース」を飲んだなら、きっとワイン好きになります。
「ワインって、美味しいなあ。他のワインは、どんな味がするのだろう」と、このワインをきっかけに、素敵な好奇心が頭をもたげるに違いありません。
ワインの好印象ばかりを、これほどまでに気持ち良く伝えてくれるワインは、そうはありません。それで価格が税込¥1,050。
このワインを選ばない理由など、どこにも無いと断言出来ます。