今回ご紹介するベルギービールは、日本語に直訳すると「震顫譫妄(しんせんせんもう)」という名を持つ、「デリリウム・トレメンス」です。

*震顫譫妄(しんせんせんもう):慢性アルコール中毒特有の症状で、手足のふるえ、舌のもつれとともに、意識障害がみられ、小動物のうごめく特有な幻視を示す。(ヤフー辞書より)


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 向かって左側が、「デリリウム・トレメンス」です。
 向かって右側の「デリリム・ノクトルム」は、次回にご紹介予定です。


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「デリリウム・トレメンス(DELIRIUM tremens)」
 原材料は、麦芽、ホップ、糖類、コリアンダー。麦芽使用率は67%以上。
 アルコール度数8%以上9%未満。
 330ml入りで、¥515(税込)でした。

 ビンは陶器風に見えますが、それは塗装であり、材質は普通のガラスです。

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 色は淡黄色。アワ立ちは良く、アワ保ちは普通です。
 味は、柔らかな酸味がベースのタイプです。苦みは少なく、加えられたハーブ由来と思われる、ほのかな甘みが感じられます。

 ボディはミディアムですが、爽やかさがあります。
 アルコール度数はビールとしては高く、その数字通りのボディブローが来ます。ところが、アルコール許容量の低い私でも、そんなボディブローとは関係なしに呑み進めてしまうのです。
 そして、その誘いに乗って杯を重ねていくと、突然、思いの外酔っている自分に気付きます
 これが、「震顫譫妄」という名を持つ「デリリウム・トレメンス」の魔力なのかも、と気持ち良く酔いながら思いました。


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「デリリウム・トレメンス」のラベルには、有名な「ピンクの象」の他に、クロコダイルドラゴンが描かれ、さらにラベル上辺に鳥のマークがあります。

「デリリウム・トレメンス」を呑み進めていくと、ピンクの象から始まった幻覚が、次にはクロコダイル、そしてドラゴンとなり、最後にはヒッチコックの「鳥」(!)に襲われるのだとか。いやいや、いくら美味しいビールでも、そこまで悲惨な目には遭いたくありません(爆)。

 え?お前はピンクの象に遭遇したか、ですって?
 それは、ひ・み・つドキドキ 

 どうぞ皆様、ご自身の目でピンクの象をご覧になって下さい。
 ですが、ゆめゆめヒッチコックの鳥にまではお進みになりませんように

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 待ってるよんラブラブ