アロマオイル(精油)にはなぜ癒しや健康を保つ効果があるのか?

①鼻から脳へ

鼻から入った精油成分は、鼻の奥の粘膜に付着し、「嗅神経細胞」を経て脳に伝わります。
その後、体に様々な司令をだす「視床下部」という部位に伝えられ、全身に色々な影響を与えます。


②呼吸器系から全身へ

呼吸をし気管支から肺に入った精油成分は、喉の炎症を抑えたり、せきを落ち着かせる等、局所で効果を発揮します。
また精油の一部の成分は、粘膜から血液に入り全身に行き渡り、体内の組織にも良い影響を与えます。


③皮膚から全身へ

皮膚の表面には体を外部の刺激から守るバリアのような表皮がありますが、精油はとても小さな分子で構成されているため、バリアを構成する成分となじみ、皮膚から血管やリンパ管まで浸透します。
そして成分は全身の組織、器官に広がります。浸透までに要する時間は、約5分以内という研究結果も発表されています。





このように脳に働きかける力もある為、同じ香りでもその日の気分や体調で全く違った印象を持つ事もあります。

オーソドックスなラベンダーを苦手だと避けてきた方も、ある日突然いい香りに感じるのはこの為です。


アロマにはリラックス目的だけではなく、西洋では処方箋が出て精油を服用する文化まであるとされています。日本でいう漢方薬のような物です。


日本国内では服用することは禁止されていますが、正しく希釈しお顔やボディトリートメントで使用していけば、心身共に日頃の疲れやストレスから解放され、美容・健康維持の為にとても有効です。