「甘いはずなのに」は妻と娘を相次いで亡くした主人公（反町隆史）が、再婚し新婚旅行時に娘の死に現在の妻が関わってるのではないかと疑う物語です。
東野圭吾さんのミステリー短編集
「怪しい人びと」に載っています。
怪しい人びと [ 東野圭吾 ]...
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■キャスト、登場人物
反町隆史（そりまちたかし）
中川伸彦・・・主人公の会社員
前妻を交通事故で亡くし、
前妻との娘・宏子を事故で亡くしている
会社の後輩、尚子と再婚するが
宏子は尚子に殺害されたと疑っている
加藤あい（かとうあい）
中川尚美・・・伸彦の再婚相手
いい母親になろうと決めて再婚するも
義理娘に嫌われ悩んでいた
宏子の死で思い切り新婚旅行に出かける
信太真妃（しんた まき）
中川宏子・・・伸彦の前妻との娘
父の再婚相手を嫌う
ある朝、ストーブの一酸化炭素中毒で
事故死する
北見敏之（きたみ としゆき）
藤村重雄・・・旅行中の老夫婦の男性
新婚旅行中の中川夫婦と出会い
親しくなる
大塚良重（おおつか よしえ）
藤村照恵・・・重雄の妻
■あらすじ、登場人物
中川伸彦は妻・尚美と新婚旅行で飛行機で沖縄へ訪れる。
伸彦は子持ちで再婚、尚子は初婚で結婚式も挙げす役所手続きだけで夫婦となったが、4歳の娘・宏子が事故死したことがきかっけで新婚旅行にでかける。
生前の宏子は母となる尚美を嫌っていて、尚美は家にも入れてもらえないことも多々ありました。
そんなある尚子のいない冬の朝、伸彦は自宅で車のエンジンを掛け、暖気運転のまま放置、歩いてコンビニへ買い物に行く、その店では強盗事件が発生し、長時間自宅に戻れなくなり宏子は自宅に一人きり過ごす。
伸彦が事件から解放された時には宏子はストーブのつけっぱなしによる一酸化中毒で死亡、発見したのは尚美でした。
しかし、伸彦はストーブを消して、室内のドア開けたまま出かけたのでこんなことは起こるはずがない。また、ほぼ空だったストーブのタンクに灯油が継がれている。
伸彦は妻・尚美が宏子を懐かせる事を諦め、殺害したのではないかと疑う。
新婚旅行先で２人は飛行機、ホテルともに一緒だった老夫婦の藤村夫妻と食事などを共にし仲良くなります。
ある夜、伸彦はとうとう「君が宏子を殺したのか」と尚美を問いただした。
彼女は無言・・・
そして「新婚旅行・・・なのに。幸せなはずなのに」
「殺して・・・」と伸彦につぶやく。
彼は尚美の首を絞め始める・・・
----- 甘いはずなのに あらすじ ここまで -----
ちょっとネタバレ
尚美は宏子も、伸彦のことも理解し愛していた
伸彦は娘を愛しており、事故現場の不審な点から
人に疑いをかけるばかりで、
当日の自分の行動を振り返っていなかった。
妻・尚美が居なくなったホテルの部屋で
藤村重雄の言葉から伸彦は真実に気づいていきます。
このミステリー「甘いはずなのに」は
ウチがめちゃ好きな短編小説です。
前話の「レイコと玲子」は嫌な後味が残りましたが
これはすごくいい後味が残ります
ドラマが楽しみです
