私が生まれる前の1953年の映画「肉の蝋人形」が原点だと思うけれど、3D(立体)映像のテクノロジーがそのスタート地点に立ってから長い年月が過ぎ・・・、さまざまな紆余曲折をへて(?)、昨年、3D(立体)映画が急にブームとなりました。
#近年のデジタル技術の進化によるものが大きいのだろうけれど。

アミューズメント・パークでの数十分の短いアトラクション以外、真の意味での3D(立体)映像の体験は実現不可能だと、私は思っていた。

で、現在その真打ちであるジェームス・キャメロン監督の「アバター」が公開中です。

さて、何処の映画館で見ればいいのか。

いろいろ巷の話しを総合してみると、首都圏ではやはり川崎にあるIMAX(アイマックス)シアターにまさるものは今ないようです。

ま、何と言ってもはじめから3D(立体)映画専用にシアター自体が設計されているらしいというのが魅力です。

他のシアターだと、3Dメガネを通して見る映像が2D(平面)版より暗くなったり、色の精度が落ちたり、オリジナルの映像設計どおりに見えなかったり、新宿バルト9のように3Dメガネが使いづらかったりするらしい。(あくまでも「らしい」ということだけど)

ま、3D(立体)映画は今ようやくその勃興期にあるわけで・・・、現在は何処の映画館も試行錯誤の時期です。(下手をしたら70ミリ映画と同じく消えてしまう可能性だってあるわけで)

本当にIMAX(アイマックス)シアターがベストなのか。はたまたこれから新しく生まれてくる方式がよりベターなのかよくわかりませんが・・・、ここ数年でかなりの行方が、アメリカ合衆国での状況をウォッチしているとわかるのではないでしょうか。

つぶやき:
3D(立体)映画じゃなきゃこれからは映画じゃない、とは思わない。(映画は見世物小屋のイベントという側面もあるけれどね) だから、無声→トーキー、のような完全移行は起こらないでしょう。すべての映画がシネスコ・サイズにならずビスタ・サイズの映画も多く公開されていますしね。
#映画は、情感がいちばん大切です。