日韓
深みにはまりそうな東京の夜からこんばんは。
ホテルの窓を開けてみたらびっくりするくらいの暗闇の吹き溜まりみたいな空間で背筋がゾッとしながらビール飲んでます。
今日は福島にて日韓合同の音楽イベントにDAIと二人出演させていただきました。
取材を受けるDAIの図。
終わってから韓国のテレビ局の方もわざわざ楽屋にいらしてくださってめちゃくちゃ感動したからインタビューを取らせて欲しいとおっしゃってくださりました。
僕韓国行ったことないのにメディアだけ先にデビューです。
日本でも福島テレビさんで紹介されるそうですよ☆
韓国から学生の皆さんを日本に招き、さらに韓国のビッグなアイドルの方々に囲まれてのライブだったので若干の不安もあったのですが、終わってみれば本当に素晴らしい時間でした。
最後会場の全員が肩を組んで歌ってくれている姿には、今回本当に心に迫るものがありました。
まあ僕在日韓国人の四世として生まれたんですけどね。
今までそんなに生まれについては意識したことなかったんです。
韓国に行ったこともなければ言葉も話せないですし、言って見れば書類上の記載だけであってそれ以外で言えば法事のやり方が日本と違うことと食卓に韓国料理がならぶ回数が少し多いくらいの違いなので、同じ世代の在日の方は皆さんこれくらいの感覚なんじゃないかなって思います。
でも最近になってなんですけど、
なんともやり場のない想いに囚われることが多くて。
ネットでニュースを見ていたりすると必ず匿名であるのがこんなコメント
『どうせ在日がやったんだろ?』
火事が起これば
『在日が火をつけたらしいぞ』
都合の悪いこと全部在日て言葉でカテゴライズ。
時には
『在日は日本から出て行けー!』
駅前で街宣カーが大音量で叫んでいる。
ずっと自分のことじゃないって思うようにしてきたけど、やっぱりこれは自分もその中に含まれてる。
例えばあの街宣カーの前に飛び出して
『僕在日ですけど話しませんか?』
なんて言えば僕はどんな目に合うんだろう。
昔からじいちゃんやばあちゃんが口をうるさくして言ってた言葉。
『在日やって表で言うたらあかんよ。なにされるかわからんからね。』
そんなこともうとっくの昔の話で今の時代にはないよ。
なんて思っていたけど。
初めてその言葉の意味がわかったような気がした。
4世代も時間は流れたのに人の心はこうも変わらないものか。
そう思うと悲しくなった。
国や生まれ、そんなものの前に僕らは人間で。
いい人もいれば悪い人もいる。
それは世界中どこに行っても変わらないことだと思う。
レッテルを貼り付けて誰かを見るんじゃなくて。
まずは人間として向き合い、話し、繋がり合う。
在日4世として生まれた身として、心からそんな時代が来て欲しいと思います。
だから今日のあの景色は本当に嬉しかったんだ。
音楽の力、人の意思を感じた。
本当に素晴らしい時間でした。
韓国も日本も僕は大好きです。
明日は鹿児島にいってきまーす☆
道端で外人さんが寝てた。
そんなところで寝てると風邪ひくよ~
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