反応点
よく施術中に肩の広い面を触って
「かたいですね~」
とお伝えすると
「よく美容院とかでも言われるんです。全然肩こりの自覚はないんですけどね」
と困惑気味に話される方がおられます。
触った人間からするとウソだろ!?というくらいかたいのですが、本人は「肩こりは感じない」とのこと。
さてこれはどういうことなのか?
いくつか考えられるのですが、検証してみましょう。
①患者さんの感覚の問題
ひとことで言ってしまえば「鋭い」か「鈍い」か。
こう言ってしまえばミもフタもないのですが、筋肉の質や自律神経の状態で感じ方に差が出ます。
②他に気になる部位・症状がある
極端に言えば立つのもやっとなギックリ腰の方が、肩こりを感じ取る余裕はありません。
このように意識には優先順位があり、より重度な方に意識が向くので、その他の部分は自覚しないことが多いです。
逆に一番痛いところが楽になると、今まで感じてなかった部分が自覚症状となって現れます。
「腰がやっと治ってきたと思ったら、肩こりなんか感じて事なかったのに出てきた」
というような訴えをされる方がまさにそうです。
③歪みの反応点である
今回私が言いたかったのがコレです!
施術中にうつ伏せで肩をつまむと「痛い!」と悲鳴を上げる方がおられます。
こういう方に歪みを矯正した状態を作ります。
具体的には矯正用のブロックを置きます。
すると「あれ?何で?痛くない!」とビックリされます。
または後頭部を調整した後に肩をつまんでも
「あれ?痛くない?」となります。
肩をマッサージしたわけではなくともこういうことは起こります。
これは肩の部分が頭や骨盤の歪みの反応点だからです。
ここが痛ければ頭や骨盤などが歪んでいるということです。
ここが痛くなくなれば歪みは矯正されているということです。
肩の付け根とアキレス腱は歪みの反応点の代表例です。
反応点をいくら施術しても歪みが残っていたら、スッキリなくなることはありません。
歪みを矯正することで、逆にそこに触れずとも緩めることができます。
今後もし髪を切る時に「こってますね」と言われたらー
コリだけでなく体が歪んでいるかも疑ってみましょう。
今日も感謝感謝。
要チェック!!