小さな保育園では、一部屋で各年齢の子どもが、一日中同じ遊びで、同じ生活リズムで過ごしています。


昨年、定員に達した時、先生方が、このままでは大きい子も小さい子も、ストレスがたまると心配して


無理にスペースをふたつに仕切り、時間によって集まったり、別れて遊ぶようにしました。


今年7月から、幼児教室の現役の先生が、保育のスタッフとして加わって下さり、


その先生の協力の元、各年代に合わせた知育あそびを考えていただき、


先生方の手作りの教材を使って、毎日15分~20分、3クラスに別れて、知育あそびを始めてみました。


最初は、15分座っているのも大変で、座っていても、やる気があるのかないのか?と、ちょっと心配でした。


ところが、どうでしょう。今では「お勉強の時間」と、声をかけると、赤ちゃん以外は、


自発的に、各クラスに別れて座っています。


普段は、先生のお話もなかなか聞いてくれないのですが、この時間内は特別な空気が流れています。


ひらがなあそびやすうじあそび、ずけいあそびと、毎日子ども達が退屈したりあきないカリキュラムで


各先生が工夫を凝らしてくださった結果、この時間の中でも、とてもいい笑顔が見られるようになりました。