2008年10月25日。
伊藤ハムに不祥事が発生ます。

シアンが多く入っていた水で食料品を作っていた
との発表があったのです。

いわゆる「東京工場地下水水質問題」です。

発表までに1ヶ月間も秘密にしていたことから、
問題が大きくなりました。

そして株価の大暴落が始まります。
432円の株価から、翌日、翌々日とストップ安。
そして10月29日には株価が257円になりました。

この不祥事では、前々回お話した2つの条件のうち、
最初の条件をクリアできていませんでした。

(前々回) http://ameblo.jp/yuutai-day/entry-11197433718.html

(1)一般の人が直接被害を受けていない。
(2)ある程度の歴史のある大企業である。

正確には、健康被害はなかったようですが、
「自分も食べていたかもしれない」という感覚が残り、
多くの人が、それから長い間、伊藤ハムの製品を避けていました。

そして、株価は相当長い間、低迷を続けます。

ウチの嫁さんも怒っていて、2年近くも、伊藤ハムの製品が食卓に
でてきませんでした(今はすっかり忘れています)。

前回の日本ハムと雪印食品、今回の伊藤ハムのケースからも、
2つの条件はとても重要なのです。

(1)一般の人が直接被害を受けていない。
 ⇒ 身近の問題と感じないため、不祥事をすぐに忘れてしまう。


(2)ある程度の歴史のある大企業である。
 ⇒ 業績が回復するまでに、体力と信用が残っている。


(前回) http://ameblo.jp/yuutai-day/entry-11199670806.html

2つのどちらかの条件が満たされない場合、リスクの高い投資になります。
短期保有ならいいですが、長期保有では避けた方がいいのです。

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【ご注意】本ブログ記事は、細心の注意を払い作成しておりますが、その内容の
正確性および安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、
ご自身の判断でお願いします。
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