こんばんは、水野友貴です。
さて、予算委員会の報告に戻ります。
今日はICT教育の環境整備についてです。
明日はスクールソーシャルワーカーについて書きます。
文部科学省の「第2期教育振興基本計画」でも
示されている通り、現在、教育のIT化に向けた
環境整備が求められています。
●水野質問
千葉県のICT教育の環境整備の状況はどうか?
●県答弁要旨
情報活用能力の向上に向け、すべての県立学校から
安全にインターネットに接続できるネットワークを整備し、
教育用コンピュータや周辺機器を設置。
特に県立中学校においては、今年度、無線環境を整備して、
新たにタブレット型端末を導入。
●水野質問
まずは環境整備がなされていないと話にならないので、
率先して環境整備を進めていただきたいところだが、
タブレット型端末を活動した教育の有効性を
県教委はどのように考えているのか?
●県答弁
情報活用能力の向上に加え、映像を記録し、
振り返り学習に活用することで学習内容が
イメージしやすくなるため、児童生徒の
意欲や理解度が高まる。
さらに自分の考えを表現しやすくなるとともに、
学級で情報を共有することにより協働的な
学習に効果がある。
●水野質問
まさにタブレット型端末を活用することで多くの効果が
期待されるところで、2020年度から実施される
次期学習指導要領では小学校でのプログラミング教育が
必修化される。地元の我孫子市では小中一貫校を中心に
タブレット型端末の整備を強化しているところで、
今後市内で差が出ないように全小中学校において
活用を進めていきたいと思っている。
やはりそこで課題となってくるのが財政問題となる。
我孫子市では小中一貫校を中心にタブレット型端末の
整備を強化しているが、市町村におけるタブレット型端末の
整備について県からの支援は考えているか?
●県答弁要旨
国では「教育IT化に向けた環境整備4か年計画」に基づき、
平成26年度から平成29年度まで単年度1,678億円、
4か年総額約6,712億円の地方財政措置を講じている。
県としては各自治体でこの地方財政措置を活用するよう
今後とも働きかけていきたい。
☆水野所感・要望☆
国から出ているので、県単独では考えておらず、
県内市町村教育委員会へ働きかける、という答弁であるが、
教育に関しては地域間格差が生じてはいけない上に、
既に地方公共団体間でICT教育において
格差が拡大している指摘もある。
県としても今後、ICTを有効活用した教育活動を
推進していくためにタブレット型端末の整備や
ソフト購入費補助などICT教育の環境整備の充実を要望する。