大きな被害はありませんでした | ゆたか農園のブログ

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新規就農した夫婦のブログです。「ゆたか」は妻、夫、息子の名前の頭文字を1文字ずつ取って名付けました。「ゆたか」にはrich、wealthy、fertileといった意味だけでなく、家族3人で力を合わせて頑張ろうという想いが込められています。

昨日の大雨の被害は、熟してきたブルーベリーのほとんどが裂果したこと、畑の中がまるで田んぼみたいにグチョグチョになったこと、そして自宅裏に材木とトタン板を使いDIYで建てた物置が雨漏りして苗を発送するためにストックしていた段ボール箱の一部が濡れてしまったことくらいでした。

 

いくら大粒のブルーベリーでも、これでは売り物になりません。

県内でも岡崎や豊川、そして豊橋などは酷かったみたいですから、この程度の被害で済んで良かったと思うことにします。畑の水が引くまで少し時間がかかりそうですが、ブルーベリーはこれから次々と熟してきます。

 

一度草むしりをしたのにもう草が伸びてきているブルーベリー畑があります。

除草剤は使いたくありませんし、かといってすべて手作業で草むしりをしても今の時期、草の伸びるスピードに追い付きません。そこで何か良い方法はないかと調べていたら見つけました。

 

お酢を使う除草です。

 

酸度2.5%くらいに希釈した酢を散布すると草だけが枯れるらしいです。ただ、情報の出所が農文協の「現代農業」。ちょっと変わった農法などを紹介する雑誌で、中には眉唾物も・・・。本当に効果があるのかちょっと怪しいです。でもやってみないと分かりません。

 

スーパーで一番安い酢を買いました。

 

900ml入りで酸度は4.2%です。

 
 

さて、これを酸度2.5%に薄めるには何mlの水を加えたら良いでしょうか。中学校の数学でありましたね。濃度が5%の食塩水と8%の食塩水を混ぜ合わせて6%の食塩水600gを作りたい。それぞれの食塩水を何gずつ混ぜ合わせたら良いかみたいな問題。連立方程式を使って答えを求めます。間違っていたら恥ずかしいのですが、600mlの水を加えれば酸度2.5%になるはずです。2,3日は晴天が続きそうなので、その酸度2.5%に薄めた酢を噴霧器で草に散布してみました。どれくらいで効果が出てくるのか分かりませんが、ブルーベリーは酸性の土を好みます。もし効かなくてもブルーベリー園内の土を酸性にする効果はありそうです。

 

~6月15日追記~

その後、お酢の希釈液を散布した雑草は、少し黄色っぽくなりましたが、枯れることはありませんでした。散布した量が足りなかったのかもしれません。