防鳥網の補強 | ゆたか農園のブログ

ゆたか農園のブログ

新規就農した夫婦のブログです。「ゆたか」は妻、夫、息子の名前の頭文字を1文字ずつ取って名付けました。「ゆたか」にはrich、wealthy、fertileといった意味だけでなく、家族3人で力を合わせて頑張ろうという想いが込められています。

半年くらい前から害獣の被害を受けています。その動物の通り道となっているのか、いつもブルーベリー畑の2か所、同じところの網が破られます。

私がこれまで農園付近で目にした野生動物としては、野良犬、野良ネコ、野ウサギ、ネズミ、イタチ、タヌキです。周りの農家さんによると、アナグマとハクビシンもこの辺りにいるそうです。

 

網を破られては修繕しということを何度か繰り返してきましたが、被害が続くので、色々と調べていたら、市役所環境課で捕獲罠の貸し出しをしていると知り、さっそく問い合わせてみました。ここからはまた「お役所仕事」に対する愚痴になってしまいますが、西尾市では住宅(宅地)に罠を設置するための貸し出しサービスで、農地で設置する場合は貸し出しできないとのことでした。つまり百姓が害獣駆除したかったら自分で罠を用意しろとのことです。そして、罠の設置には鳥獣保護法により許可申請が必要だそうで、罠を設置する人の氏名や住所はもちろん、設置場所、捕獲したい動物などをこと細かに書かなければならないそうです。仮にハクビシンを捕獲したいと申請して、イタチなどの違う害獣が罠にかかったらリリースしなければならないと。おそらく農水省や環境省の役人でしょうが、せっかく捕まえた害獣を逃がせだなんて、この決まりを作った人はア〇なのでしょうか!?(失礼しました)。さらに、罠を設置する周辺に、捕獲対象の動物が何頭が生息していて、その内の何頭を捕獲したいかまでを書かないといけないそうです。害獣が何頭いるのか分かっていたら苦労しませんし、こっちは生活がかかっているのですから農家としては1匹残らず捕まえたいに決まっています

 

周りの農家さんのお話では罠を設置してもなかなか簡単に捕まらないそうですし、2か月ごとに申請書類を再提出して更新手続きをしなければならないとのことですので、捕獲は諦めて、丈夫な網を外から被せることにしました。

 

この網なら簡単には破られないと思います。

 

網張りをしながらお隣の畑を見ると、もうすっかり荒れています。

2年前にご主人がお亡くなりになり、それから手付かずの状態です。植わっていたミカンの木はこの2年間で次々と枯れてしまいました。代わりに雑木が生え始めています。すぐ隣が荒れ地なのは私たちにとって良いことではありませんし、言えば貸してくれるでしょうが、もうこれ以上の畑をお借りしても管理することができません。誰かこの地で百姓をやりたい人はいませんかね?傾斜地の段々畑ばかりで条件は良くないですけど、地主さんをご紹介しますよ。