家族みんなで通える高知市の美容室e-styleの公文です。
初めましての方へ。
自己紹介&お店の紹介↓
最近、あるニュースの影響でか、残業やサービス残業について色々な記事が上がっているのを見るようになりました。
僕も色々考えた。
そして調べた。
今日は美容師の残業について僕なりに調べた事、思ってる事を書いてみました。
お客様からもよく言われるのが
美容師さんって夜も遅くて大変ですよね。
僕は仕事が大変だとは思った事ないけど、確かに終わるの遅い事はたまにあります。
大変なのはどの職業も、お金をいただくって事自体が大変な事だから、美容師って仕事だから大変とは思わない。
どこのお店も営業時間が決まってて、その営業時間が就業時間(労働時間)だったり、会社によっては早番とか遅番があって、個人によって違う所もあるのかもしれない。
で、営業終了時間を過ぎれば残業になるんじゃない?超えた分は残業代発生?
って思いますよね。
それが、僕たち美容師ってそもそも会社が労働時間を把握してる事が少ないんじゃないかなと思います。
把握できてなかったら、残業したかも不明確な為、残業代なんて出ない。
タイムカードがあるでしょ?って思った方もいると思いますが、僕、就職してから帰りにタイムカード押した事ありません。
同業者の方なら
「あぁ、自分も」って方も少なからずいると思います。
朝出勤した時には押すけど、帰りは押さない。
と言うか、会社から押さなくていいって言われてた。
遅刻したら皆勤手当なくなるけど、残業しても残業手当はつかないっていう、おかしな話。
一般的な会社員なら、お昼休みとか決まった時刻に決まった時間取ってると思いますが、休憩時間に関しても「美容師の休憩時間はお客様がいない時間、いても接客してない時間」って言われてた。
ホントはお客様を待ってる時間も掃除してる時間も、制服があるとこなら制服に着替えてる時間でさえも労働時間に含まないといけないらしいです。
う〜ん、黒いですね〜 笑
てか、そもそものそもそも、だいたいの美容室は労働基準法に反しているんです。
法では原則1日8時間、週40時間以内、例外として僕たち美容師は1店舗の従業員数が10名に満たない場合は1日8時間、週44時間以内まで認められています。
最初に書いた営業時間=労働時間だったらほとんどの店が完全OUT。
うちの店で例えると、朝10:00〜営業スタートしたら18:00には終わらないといけない。
1日8時間を守ったとして、月曜日が休みで残り6日間働いたら48時間勤務で4時間オーバー。
そりゃ帰る時タイムカード押すなとか言うわ 笑
でもまぁこんな働き方(労働時間)少なくとも僕は無理。
18:00ぐらいに来たいってお客様もいるし、スタイリストになると働き足りないって言う人だって、たぶんいると思います。
僕は足りない。
お客様の要望だってある程度聞いてあげないと、失客しちゃいますしね。
お客様に合わせてもらえるようになるのが理想だと思いますが。
となると、毎日残業になっちゃいますね。
けど、それで残業しまくられたら会社としては超痛い。
上で書いた労働時間って、法定労働時間って言って、いくら会社と雇われた人が1日10時間の週6で働きますって契約してても、そんなの関係なく絶対に守らなきゃいけないルール。
これを超えると会社はその人の給料を時給換算して、それの1.25倍の残業代を支払わないといけないんです。
まぁけど、帰りにタイムカード押してないから残業代なしのサービス残業ってヤツになってくるんです。
実際、給料明細に残業代なんて文字見た事ないですしね。
まぁでも、別にそれでいいって思ってたし、今でもそう思ってます。
休憩時間だって、サラリーマンの人達みたいに決められた時間にちゃんと取りたいとかも思わないし。
今さらどうこうしようとか、して欲しいとも思わない。
でも、営業時間を大幅に過ぎるような働き方(労働時間)を強要するのはどうかな?って思います。
現在僕は会社と業務委託契約ってのを結んでる個人事業主です。
個人事業主には労働基準法が適用されません。
だから、残業して遅くまで仕事しても残業代ってのはつきません。
その代わり、やったらやった分だけって給料システムなので、仕事して売り上げ上げればその内の何割かはいただけます。
うちは営業時間が10:00〜20:00でメニューによって受付終了時刻を決めてて、だいたい20:00頃に終わるように設定してあります。
日曜日は1時間早く終わるように設定してあります。
業務委託の場合、会社側は「〇〇時〜〇〇時までは営業して」ってのは違法になるんで、営業時間とかは僕たちが勝手に決めて、勝手に変えてもいい。
いつ来ていつ帰ってもok。
どんだけ休んでもok。
ホントはね。
こんな感じで自分の働く時間決めて、けど暇な時は早く帰る事もあります。
けど僕は極力、受付時間外にはご予約を受けないようにしています。
前はお客様の為〜とか、売り上げの為〜、給料の為〜って遅い時間からでも、休みの日でも追加料金もなしにご予約受けてました。
けどまぁ1回やっちゃうと、やっぱ2回3回となっていくもんだし、他のお客様も取らざるを得ない事も出て来てしまいます。
そうなると、営業時間なんて関係なくなってくる。
休みなんて関係なくなってくる。
お客様もそれが当たり前になっちゃう。
この前もその日最後のお客様のカットをしてる最中にお店の電話が鳴りました。
日曜の夜18:30頃。
「初めてなんですけど、今からの時間で、カラーとエクステっていけますか?無理なら明日でも」
は⁉︎
思わずそんな言葉が出そうになりました。
どんなに早くても3時間はかかるメニュー。
ブリーチなんかしてたら早くても4時間以上確定。
今から来て、19:00スタート。
終わるの何時よ…。
終わってからも売り上げをPCに打ち込んで事務に送る作業だったり、片付けて掃除したり…。
帰るの何時よ…。
それをさらっと当たり前のように。
次の日だって月曜日で普通は定休日です。
この日はお断りしました。
月曜日もご予約があって、お受けできる状況でなかったのもありますが。
こんな感じでお客様の中でも美容師=遅くまで仕事してる=遅くてもやってくれるみたいなのが当たり前になってきちゃってるのかなと思いました。
まぁほんの一部でだと思いますが。
最近に限らず、こういう問い合わせってたまにあるんですよね。
こんなの聞いてちゃ自分の価値を下げるだけだって思って、今年入ってからだったかな?無償でやるのはやめました。
前に同業者からこんな話を聞きました。
「初めて行った〇〇ってお店、営業時間外だったのに受け付けてくれて、23:00までかかって髪やってくれた。マジいい人」
って某サロンのオーナーさんがお客様から言われてたって。
こんな事したら、この人また遅い時間に来るよ。
なんなら、この人の周りも遅い時間でもやってもらえると思ってくるよ。
自分のワガママ聞いてくれる=いい人 ってのもどうかと思ったけど。
昨日の仕事終わり、通勤途中にあるそのお店の前を通ったら、21:00過ぎにまだお客様の髪やってました。
今あの感じなら、終わるの22:00過ぎて、片付けだ何だってしてたら、帰るの23:00頃かな〜なんて考えながら帰りました。
もしかしたら、早番とか遅番があるのかもしれませんけど、それでも明らか営業時間内に終わらない予約の取り方。
本人達がやりたいのならいいと思うけど、会社やお店の利益の為に受付終了時間は全メニュー営業終了時間の1時間前みたいな決まり作られてたら、それはそれでどうなの?って思います。
まぁそれを承知の上で入社してるんだったら、いいんだろうけど。
僕は現在、受付時間を大幅に超えるご予約や休日のご予約は、時間外料金や休日料金をいただく事を前提にご予約をお受けしています。
HOT PEPPER Beautyには色んな所に書いてあるし、お店のセット面にも書いて貼ってます。
予約がいっぱいで、その時間しか空いてないなんて時は例外。
休みの日はもちろんですが、どんな過ごし方をするにしろ、仕事終わってからの時間も人それぞれの大切な時間だと思うんです。
僕みたいな子供がいる人だったら、それは子供と触れ合う大切な時間かもしれません。
大切な友達や彼氏彼女と過ごす時間かもしれません。
使い方は人それぞれだけど、過ぎてしまった時間は戻ってはきません。
そんな貴重な時間なんだから、それなりの対価をいただきたい。
そんな想い・考えから、少しですが別途料金をいただいています。
ちなみに受付時間を大幅に過ぎるようなご予約はほとんどなくなりましたが、月曜日はその対価を払って来て下さるお客様もいらっしゃいます。
現にこの1ヶ月、毎週月曜日にご予約いただきました。
月曜日のご予約がない月は滅多にありません。
その対価が安いってのもあると思いますけどね。
これはそのうち、もう少し上げようかなと考えています。
さっきのワガママ聞いてくれる=いい人の考え方でいくと、僕は嫌なヤツになりそうですね 笑
会社側も営業時間外の営業をさせたり、手伝わせるなら、それに対してぐらいの対価は払ってあげてもいいんじゃないかと思います。
オーナーや店長が営業時間を大幅に超えるような予約取って、必然的に他のスタッフは手伝わないといけない。
みたいなのあると思います。
それが自主的に手伝って近くで技術を見たいとかなら無償でいいと思います。
法定労働時間の通りにしてたら会社は大変な事になっちゃうと思うので、せめて営業時間外ぐらいは何か。
いい加減サービス残業だらけなんだし。
別に帰りが遅くなるのが嫌とか、そんなんじゃない。
単に僕は、もちろん仕事やお客様も大切だけど、自分や大切な人、そしてその人達と過ごす時間も同じぐらい大切にしたいし、して欲しい。
そう思います。
営業時間外の営業とか休日出勤しちゃダメとか、そんな事は思わない。
したければすればいい。
そして、やるならお客様からは対価をいただいてもいいんじゃないかと思う。
それと、アシスタントとか他の人を巻き込んでやるのなら、会社ではなく、残業したいスタイリスト自身が手伝ってもらうアシスタントとかに対して、その対価を支払うべきなんじゃないかなと思います。
将来的に人を雇い、従業員が増えていけば、せめてそんな感じにはしたいなって思います。
お客様から時間外に対する対価をいただく。
↓
会社やお店側はそれを残業したスタイリストに残業代として全額支給する。1.25倍にもならないかもしれないけど。
↓
アシスタントに手伝ってもらうなら、残業するスタイリストがアシスタントに対して残業代を支給する。
会社からもらった残業代を折半とかでもいいと思う。
こんなのができればなぁなんて考えます。
一部は待遇も良くなってきてるけど、まだまだ満足して働ける職場は少ないこの業界。
これから先、少しずつ良くなっていくとは思うけど、こんな状況はまだ続くと思います。
ブラックだけど、好きだから続けられる。
美容師って、そんな職業なのかもしれないですね。
うちの彼氏、浮気するし、ちゃんと働かないくせにパチンコばっかり行って…でも好きだから別れられない…みたいな?
これからどんどんサービス残業なんかも少なくなって、社会保険や厚生年金なんかも加入して、働きやすい環境になれば…そんな環境にしていく為に少しでも何かできればと思います。
この業界だけではなく、全ての世の中がそうなれば一番いいですね♪
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