FC町田ゼルビアと町田市は、明治時代の海軍と政府に似ている。明治時代は諸国列強に対抗するため、海軍を増強した。政府は国家予算の半分を使い、6.6艦隊という最新鋭の戦艦と巡洋艦を6隻ずつ買い、当時世界最強といわれたバルチック艦隊との戦いに備えた。国民はまさに『飲まず食わず』でこの陣容を整え、日露戦争を勝利に導いた。

FC町田ゼルビアは、少年サッカーの街・町田にJリーグチームを作るため、元日本代表の秋田豊監督のもと、鬼の二部練習をこなしている。町田市はゼルビアの夢を後押しし、数年かけて田舎スタジアムを改修し、あと数週間でとうとうJリーグ規格の新スタジアムが完成する。改修額は、総額50億。県でもなく政令指定都市でもない普通の自治体が、街をひとつにするため、一大決心を行動で示した。

3月10日日曜日。
こんなドラマを背負った舞台が開演する。新生・町田市立陸上競技場。通称『野津田(のづた)』。野津田満員計画が、公式サイトから発表された。私も賛同したので、少しでも観客増員に貢献したく、文章を書いてみた。みなさん、ぜひ3月10日は一緒に野津田へ。小さな市民クラブの、夢と人生をかけた大きな挑戦。同じ夢を見ませんか?



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