■はじめに
このような事件の報道に関する記事を、不特定多数の人が見ることのできる場所に軽々しく公開することについて賛否両論あることは十分承知しています。
ただ、私も近い未来、同じ環境になることを鑑みて、やはり今回の事件について単なる他人事として素通りは出来ないと思いました。
大変悲しいことで、また、こんなことを言ってはいけないのかもしれません。
だけど、あと数か月もすると、おそらくこの事件について報道されることは減り、いずれは忘れ去られてしまうでしょう。
だけど、これから先、
カナダに限らず、外国に留学やワーホリで訪れる予定がある方たちにとって、この事件の経緯や背景は、必ず自分にもあてはまる時期が訪れると思います。
その時、果たして自分で自分を守ることが出来るのか?
常に、最大のリスクヘッジ、危険回避が出来るのか?
「慣れ」に寄りかかってしまわないか?
このようなことを今一度戒めなければならない事件だと感じました。
まだ事件の全貌は見えていませんが、少しずつ明らかになってきました。
そして、その経緯を見て、私も同じことをしようと考えていたこと。
同じ立場になったとき、NOと言えるか不安であること。
だからこそ、
この記事を残しておきたい。
そして、しっかりと自分を守っていきたい。
そう思って、この報道をブログに残しておきます。
この先には、現段階での報道の引用や私の考えなどを記しております。
そのような文章が苦手な方は、このまま当ページを閉じて頂くようお願い致します。
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以前、「邦人女性がカナダで行方不明」の報道が出たときに記事をアップしましたが、その後、とても悲しい続報となってしまいました。
- 2016年10月01日 07時31分
- 【ニューヨーク時事】カナダ南西部のバンクーバー市警察は9月30日、同市で語学留学中に行方が分からなくなっていた古川夏好さん(30)=青森県出身=の遺体を市内の家屋で発見したと発表した。カナダ連邦警察はこれに関連し、48歳の男を逮捕し、遺体遺棄の疑いで訴追した。
逮捕されたのは住所不定ウィリアム・ビクター・シュナイダー容疑者。古川さんの行方が分からなくなった同8日、古川さんと一緒にいる姿が市内の監視カメラに写っていた。
遺体が見つかったのは28日夜で、容疑者はその数時間後、約300キロ離れたブリティッシュコロンビア州バーノンで逮捕された。
警察当局者は、遺体発見に至った経緯や、古川さんと容疑者の関係について現時点で明らかにできないとしている。10月3日に司法解剖を行い、死因などの特定を進める。
公共放送CBC(電子版)によると、シュナイダー容疑者は過去に強盗や窃盗、不法侵入などに関連し訴追されているという。
遺体が見つかった家屋は市の中心部に近いウエストエンド地区にあり、カナダのメディアによれば、1900年ごろに建てられた石造りの広大な屋敷。マンションやレストランとして利用され、現在は空き屋となっている。 【時事通信社】
また別記事にて、
古川さんがバンクーバーに渡った経緯もありました。
古川さん、「海外生活の夢」暗転=英語使おうと努力―カナダ不明女性
時事通信 10月1日(土)10時38分配信
【ニューヨーク時事】カナダ南西部バンクーバーで30日、遺体で発見された古川夏好さん(30)。
留学を手配した現地代理店代表の男性は、捜索に役立てようと立ち上げたフェイスブックのページで、古川さんが「留学や海外生活自体を長年夢見てきた」と明かしたが、その夢は思わぬ形で暗転した。
古川さんは英語を学ぶため5月にカナダに渡り、約3カ月間語学学校に通った。フェイスブックによると「英語力は中~上級」だったといい、最近は滞在資格を、働きながら学べるワーキングホリデーに切り替えるため独学で学んでいた。図書館で勉強したり、友人を増やしたりするなど英語を使う機会を増やそうと努力していたという。
男性は「とても前向きで明るく、いろいろなことに興味を持ち、行動力にあふれていた」と振り返る。友人らと街頭で情報提供を呼び掛けるビラを配り、トルドー首相にメッセージを送るなど奔走したが、かなわなかった。
計画していた1年半の滞在期間を充実させようと奮闘した古川さんの死に、捜索用フェイスブックには「ショック過ぎて言葉が見つからない」「残念でならない」といった書き込みが寄せられた。
英語を学びたいという意識が強い人ほど、学校や仕事の枠を超えて生の英語に触れたいって感じると思う。
それが仇になったなんて、悲しすぎます。
でも、最も怖いことは、この段階では、英語に興味のある誰もが起こす可能性の高い行動であり、特別古川さんの不注意であるとか、甘さであるとか、そのようなことは一切ないということ。
気になるのは、最悪の結果に至った経緯。
このような記事がありました。
カナダ日本人女性遺体 英会話の交流サイトで知り合った可能性
フジテレビ系(FNN) 10月2日(日)6時53分配信
カナダ・バンクーバーで留学中の古川夏好さん(30)の遺体が見つかった事件で、死体遺棄の疑いで逮捕された男と、古川さんとの接点などが徐々に明らかになってきた。
死体遺棄の疑いで逮捕されたウィリアム・シュナイダー容疑者(48)は、日本語が話せるとみられ、古川さんとは、英会話の交流サイトの利用者が集まるカフェで知り合った可能性が高く、現地警察は捜査を進めている。
カフェの利用者によると、シュナイダー容疑者が複数の日本人女性に話しかけているのをたびたび見たことがあったという。
古川さんの遺体が見つかった現場は、マンションが立ち並ぶ住宅街の一角にある古い建物で、エントランスには多くの花が供えられている。
現地在住の日本人は「バンクーバーは、世界で住みやすい街といわれてますけど、絶対、そんなことはないんだなっていうのは、あらためて感じました。自分自身の身を守るためにも何に関しても警戒しなくてはいけない」と話した。
シュナイダー容疑者は、過去に強盗や薬物所持で訴追されたことがあるとされ、特定の住居を持たず、簡易宿泊所を転々とする生活を送っていたという。
現地警察は、3日に遺体を司法解剖して、死因などを特定する方針。
私もその一人で、正直、現地の交流サイトに登録とかしてみたり、ページ閲覧したり、実際にしていました。
留学しよう、ワーホリしようなんて思って行動できる人たちなら、一度はそのようなサイトや交流に興味を持つはず。
だけど、ヤフーコメントの中にこんなコメントがありました。
どこの国にいても女性は男性に気をつけましょう。
自分はモテないし美人じゃないし狙われないと思いこんでる方、
殺人犯には関係ないですよ。
海外で被害を受ける日本人が毎年1000人いるとしたら私は大丈夫と思ってしまうでしょうが、危険な場所や行動次第ではその1000人の1人になる確率は高確率に跳ね上がる。
決して自分は大丈夫と甘い判断してはいけない。
被害者は可哀想だが、警戒心が足りないというか、相手を試す技術とか、とにかく色んな能力が欠落していると思う。
簡単に人を信用してはいけないよ。
被害者には悪いが、こういう外人に簡単についていくのも落ち度があるんじゃないか?
日本人だったとしてもついていったのか?
青い目の男ならついていていくのか?
海外だと、どうかしちゃうのかね?
まだ、完全に経緯が明確になっているわけではなく、公開されていない情報や、仕方がなかった事情があったのかもしれず、このヤフコメのすべてを肯定する気もありません。
だけど、言ってることは間違っていないと思うのです。
インターネットの交流サイトを通じて、実際に会う。
もちろん、このようなブログやインスタグラムなどのSNS上での出会いはとても大切で貴重なものですし、少なくともお互いの情報を公開していて多少なりとも信用度は違うと思っています。
だけど、「交流サイト」
私なら、日本ではしません。
どんな人がいるかわからないし、そのサイト上で騙っているスペックが本当かウソかなんて見抜けない。
凶悪犯罪者が紛れているかもしれない。
そう思っている私が、実際にカナダの現地交流サイトを覗いたりしてみていたのです。
この行動自体、正直このような事件がなければ、何の疑問を持つこともなく、ただ新しい出会いに期待してリスクヘッジもせずに先へ進んでいたと思うんです。
日本でしないことを海外でしようとしていた。
なんの疑問を持つこともなく。
このことが大問題であると、
一度足を止めて考えなければいけないと思います。
この事件に関しては、とても悲しく、ただただご冥福をお祈りするばかりです。
だけど今後さらに詳しい経緯が明らかにされていくと思います。
今一度、自分を見失わないために、
このブログに記していこうと思っています。
長い文章になりました。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
Yuri