皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は昨晩突如断乳をすることになり、

娘は状況が納得できずに、

朝5時くらいまでずーっと怒り狂っていましたが

何とか夜を過ごしました。

 

さて、7日に発売したMarisol7月号のご紹介を。

 

今月はいつもの書評連載のほかに

『どう思う?働くアラファーの「エラくなりたくないシンドローム」』

という企画を担当しました。

マリソル世代といえば、同じ会社や職種で続けて働いていれば、

会社の規模を問わずぼちぼちチームリーダーなり管理職なりの

声がかかっている人も増える年頃。

だけど育児や家事などの負担もあったり、体力的な不安を感じて

あるいはザ・男社会な社風の中で戦う気力がわかなくて

「そこまではできない」と思っている人も多かったり。

そんな声を拾っての企画でしたが、ゴールをどこに設定するか

大変悩みました。

「わかるわかる、ワークライフバランス大事だし、偉くならないのも今の働き方だよね」という答えなのか?

いや、ビジネスパーソンとしての責任でしょ!こうすればやる気になります!という答えなのか?

みんなそれぞれ好きに働けばいいよ、という答えなのか?

みんなが求めているのは、共感なのか提案なのか…

迷った末のゴール、ぜひお読みいただけましたら。

 

働く女性の苦悩といえば、そういえばエーザイさんから、

「フルキャリ女性」(出産後も正社員で働き続ける女性のことをこう呼ぶのですって!)を

ターゲットにした健康飲料が出たそうですよ。

「チョコラBB ゴールドリッチ」50ml¥698

こだわりの6つの生薬をはじめ、

チョコラBBシリーズ最多の16種類の成分を配合していて、

仕事に家庭にお疲れの女性の全身の疲れをケアしてくれるそうですよ!

 

さて話はマリソルに戻って。

書評は、ひさーーーしぶりの松浦理英子さんの新作!「最愛の子ども」をメインにご紹介。

松浦さんは、確か「親指Pの修行時代」が大学生の頃に発刊されて、

近現代文学を専攻していた、そしてうら若き私たちにとってはとても衝撃作で、

遡って「ナチュラル・ウーマン」や「葬儀の日」を読んだことを思い出します。

彼女の作品はとにかく胸が締め付けられる、中二病みたいにピュアだった私たちには

本当に苦しい作品だった。

とても寡作の作家さんで、本当に夕鶴のつうみたいに、

羽を抜きながら書いているんじゃないかと思えてしまう。

久しぶりに手にした新刊は、最初

「おお、松浦さんも、抜けたのかな。苦しみから。」

なんて思ったりしたけれど…あとはマリソルまたはこの本を読んでのお楽しみに(笑)。

 

他に紹介したのは松浦弥太郎さんの「泣きたくなったあなたへ」

星野源さんの「いのちの車窓から」

黒川伊保子さんの「女の機嫌の直し方」。

松浦(あら、松浦さんかぶりだわ)さんのこの本は、

松浦さんみたいな聖人君子にはなれないよ!と思っていた人にとって

きっと寄り添ってくれるような一冊だと思います。少なくとも、私にとって。

星野源さん、お芝居にダンスに歌に文筆に、さまざまな才能がある人だと思うけれど

この人の一番の才能は心の自由さなのかな、と感じます。

黒川伊保子さんは今話題のAIの研究者。男脳女脳について科学的にアプローチします。

 

そんなこんななマリソル、皆様ぜひお読みいただけましたら!