いまじナイト | 『黄金澤』『橘屋』 お酒造り初心者マーク蔵娘の「てやんDays!!!」

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清酒「黄金澤」「橘屋」醸造元の蔵娘ブログです☆
26歳、お酒造りを日々勉強中!!!
「和醸良酒」!美味しいお酒を醸したーーーい♪

こんばんは、またしても御無沙汰しておりました、川名由倫です(・ω・)ノ☆

 

 

15・16日はお休みをいただきまして、ぬるりひとり旅へ行ってまいりました。

 

いちばんの目的は、これ!!!

 

【坂東巳之助・坂東新悟の 歌舞伎いまじナイト】☆☆☆

 

 

市川染五郎さんが主催されている【妄想歌舞伎】の暖簾わけ的なこのイベント。

 

巳之助さんは24歳、坂東三津五郎さんのご長男。

 新悟さんは23歳で、坂東彌十郎さんのご長男です。

 

私と同世代の若手歌舞伎役者お二人が、あらゆる視点から膨らませた歌舞伎へのイマジネーションを具現化し、ご披露くださいました!

 

とっっっても楽しかったぁーーーーーーー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

 

 

 

そのうえイベント中、なんとお酒も飲める!笑

 

せっかくなので、この日のオリジナル「みの酒けの酒んご」をオーダー。

 

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ところで、薄々気づいていたことなのですが。

 

巳之助さんも新悟さんも、由緒正しいご家系の御曹司でいらっしゃるはずなのに…おかしい。笑

 

この日は登場からおかしい。笑

 

開演前に会場内で愛想を振りまいていた着ぐるみが、実は巳之助さんと新悟さんだったというサプラーーーイズ!

 

まったく気づかずに記念撮影をし、このあと背後から巳之助さん(右)をボコった私。笑

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着ぐるみの頭を外しながら、見得を切ってくださいました!

 

 

このいまじナイト、お二人の妄想でいっぱい!!!

 

 

もしも………

 

「歌舞伎の登場人物同士でLINEをしていたら」

 

「歌舞伎のお衣裳を現代のお洋服に置き換えたら」

 

「韻を踏む長台詞をラップにしたら」

 

などなどなど☆

 

とっても楽しく、ある種の感動を覚えたので(笑)、少しだけ、ご紹介いたしますね♪

 

 

 

LINEでは、【封印切】という演目の忠兵衛を巳之助さん、遊女梅川を新悟さんがなりきって会話スタート!

 

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梅川のfacebookをこっそり見ていた忠兵衛が、梅川がアップした画像に恋敵・八右衛門の羽織が写りこんでいることを発見!

 

これが原因で、梅川が八右衛門と一緒にUSJに行ったことがバレるという展開に。笑

 

巳之助さんバージョンの忠兵衛はストーカー気質があって、お、重い…。笑

 

新悟さんはハートが折れたそうです。笑

 

現代的な要素を取り入れたり、笑わせてくれながら、演目の本筋がきちんと保たれているのがお二人のすごいところ!

 

 

 

歌舞伎ファッションショーでは、歌舞伎のお衣裳を現代のお洋服に置き換え、スタイリストの久保田卓也さんがお二人をスタイリング☆

 

巳之助さんが【連獅子】、新悟さんが【手古舞】。

↑どんなお衣装か検索検索ゥ!してみてください

 

これらを、今風にスタイリングすると…!

 

 

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左:手古舞 右:連獅子

 

ひゃー☆おっしゃれ( ゚д゚)!!!

 

獅子の毛を赤いパーカーで表現するという発想と、新悟さんの爽やかさに、久保田さんの腕が光りますね!!!

 

久保田さんによると、歌舞伎のお衣裳は、超高度な色・柄合わせを粋にかっこよく着こなす、現代のおしゃれ超上級者のファッションとのこと。

 

休憩時間にお話しさせていただいたところ、「歌舞伎の衣裳って、むしろ今のファッションより完成されてるんじゃないかな」と。

 

このスタイリングを通して、ご自身も目からウロコだったそうです!

 

 

 

さあ、この日のメインイベント(?)ラップお披露目―――♪

 

【京鹿子娘道成寺】という舞踊の演目のなかで、お坊さんが「そもそも舞の始まりは…」と、舞の成り立ちを語りだす場面があります。

 

「猿楽舞に田楽舞、○○の舞に○○の舞…(←適当ですみまへん)」と展開していき、

 

後半は役者さんのアドリブで

「横浜名物ありゃシューマイ、食べてみたらばこりゃ美味い、タイにあるのはチェンマイ」

などと韻を踏んだシャレを言う、【舞づくし】とよばれる長台詞。

 

これを巳之助さんが密かにラップ化し、【舞づくしラップ】としてご自分のiPodに入れていたものを、いまじナイトでお披露目してくださいました!

 

…うん!強烈でした。笑

 

音源化希望です( ̄^ ̄)ゞ!!!

 

 

 

さて。

 

サービス精神たっぷりの企画とマシンガントークで、おなかが痛くなるほど笑わせてくれたお二人。

 

お話しされているときは今どきの男子でしたが、歌舞伎の舞台では巳之助さんは若武者のように凛々しく、新悟さんは可憐で初々しい、本当に素敵で、大好きな花形役者さんです。

 

舞台のうえにとどまらず、普段の生活でも歌舞伎の妄想をして、とうとうラップまで作っちゃったり(笑)、歌舞伎が大好きな生粋の役者さんなんだな、と感じました。


(そもそも、「ほだされる」とか「横恋慕」って言葉がパッと出てくる20代男子はいない。笑)

 

「むずかしい」と敬遠されがちな歌舞伎ですが、アプローチを多様化することで、こんなにも新鮮でかっこよく、そして楽しく感じるなんて!

 

それでいて、本来の世界観や良さを損なわない。

 

伝統文化の世界で輝く同世代のお二人のお姿は、本当に刺激になりました!


日本酒を醸す、という伝統産業に携わる端くれとして、勉強させていただきました!!!


魔法のような時間を、ありがとうございました( ^ω^ )☆

 

 


そうそう。


イベント終了後の公開打ち上げで

「巳之助さんと新悟さんて、やっぱおかしいですよね」

 

と言ったら、

 

「俺たちも頭おかしいし、このイベントも頭おかしいけど、わざわざ有給使って宮城から来るあなたのほうが頭おかしいwww

 

と、巳之助さんに言われました。笑

 

 

巳之助さん、新悟さん、関係者の皆様、ありがとうございました!




ではでは( ´ ▽ ` )ノ