シャトー・ラグラーヴ・オベール、繊細ながらの甘みが特徴
話題のサンテミリオンGC「シャトー・ラ・クースポード」のオベール家が、コート・ド・カスティヨンで造るワイン「シャトー・ラグラーヴ・オベール」。醸造責任者はオベール家の娘のバネッサ、醸造コンサルタントはクースポードと同様ミッシェル・ローランが携わっています。クースポードはかなり高値で取引されるようになっていますが、ラグラーヴ・オベールはまだ情報が入ってきていない位の目新しいワインです。
シャトー・ラグラーヴ・オベール 1998
Chateau Lagrave-Aubert 1998
産地:フランス/ボルドー コート・ド・カスティヨン
品種:メルロー75%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%
参考上代価格:3,200円(3,360円税込)
Aubert-Vignobles 公式サイト:http://www.aubert-vignobles.com/
(音楽流れます)
かなり淡く透明感のあるオレンジがかったピノノワールの様な色合い。
香りはスウィートで心地よく繊細。苺のジャム、甘い、赤い果実のよく熟した香りがします。
口に含むとライト~ミディアムな柔らかいアタックで、口当たりスムースで溶けていきます。
角が全くなく、優しい印象です。
少々骨格が弱く、安定性にかける部分を感じますが、ふんわりと感じるアフターの、シロップを舐めた後の様な甘みが心地よいです。
こういうワインには定番、冷凍庫に常備する牛塊で30分簡単圧力鍋シチュー。
甘みのあるワインだから、タマネギ多めに使って甘みを出して、とろとろのお肉を…。
と、そうこうしながら、もう少し奥行きある香りが出てくれるといいな~なんて思いつつ…しばらく経つと、後味に鉄分っぽい香りや苦味を感じてきました。あら、結構繊細。どちらかというと少々冷やし目で、ミネラルを感じながら、クールな印象のまま頂いた方がいいかもしれません。お料理もシチューというよりは、小魚のフリットや、香味野菜の天ぷらなんて良いかもしれませんね。甘みの方は和らぎ、アフターは意外とサラリとしています。
さて、2005年も本日抜栓しました。
98に感じる甘みがさらにジャミーでインパクトがあり、若々しいです。
一気に頂ききれなかったので、後日またお料理と合わせてレポートしますね。
こちらには何を合わせようかしら。
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