トラウマという言葉を聞いた事がありますか?

「心的外傷」といわれています。


一般的には  


「心に傷を負った経験」
「つらい体験によって負った心の傷」 
ガクリ


という意味合いで使われていると思います。



最近は、結構気楽に使っている人をよく見かけますが、正確にいうと



精神を崩壊させるほどのダメージであるため、心の奥にしまいこんでしまった傷



なのです。


アメリカの精神医学会が発表している「精神疾患の診断・統計マニュアル」によると


1.予測不能の出来事(突発性事故など)
2.自分の力ではコントロールできない出来事
3.非常に残虐であったり、グロテスクであったりする出来事
4.自分が愛している、大切にしているものの喪失(子供、妻、親、恋人など)
5.きわめて暴力的な出来事
6.眼前でもたらされた惨事について、自分に責任があるかのように思えてしまう出来事



2011年に東北を襲った大震災は1.2.4に該当し、かつ、6の要素も強く含まれます。


この大震災で生き残った人達は、自分が被害者であるにもかかわらず、自分が助かってしまった事に不条理な罪の意識を抱かされたりします。


自分自身が深い恐怖と悲しみを味わい、さらにその傷跡に塩をすり込むような罪悪感がもたらされていたりします。


5においては、幼児虐待やレイプなどの、人間によってもたらされた暴力が挙げられます。



災害や交通事故によるダメージと違い、人間の暴力によって負わされた心の傷は、決して消える事のない社会全体への不信をもたらします。



エレベーターの中でレイプされた経験を持つ女性は、エレベーターに近寄れなくなるばかりか、エレベーターを連想させるビルを遠くから見ただけで、足がすくむようになったりします。



それがエスカレートして、家の外すべてが恐ろしくなってしまい、一歩も外に出られない


アゴラフォビア(広場恐怖症)


に陥る事さえあります。




このような、深い傷を心に負った方にもヒプノセラピーは有効です。



催眠療法で「心の記憶を消す」事はできません。


 非常口 しかし、催眠療法のセッションを受けることにより、



その経験を経て何を得たのか
そして
今後はどのように生きていけばいいのか、




と、自分の人生を前向きへと働きかけ、自分で意識しようと頑張らなくても、無意識に気持も上向きになりポジティブ ガッツ上げ上げ好 になります。



セラピールーム【こころのままに】HPは
こちらからどうぞ