今日は麻布十番納涼祭りに出かける。

これだけはなるべく行きたい。

昔、あの辺に住んでいたことがあるので異常になつかしい。


なんとなく今年は、出店が依然とは違っていて

あまり買って食べる気にはなれなかった。



何年前だったか、ピーコックの前に

たぶんお好み焼きが出ていたのだが、

調味料やら油やらが露店の鉄板のこっち客側に

ものすごい整然と並べられていたのに目を引かれて

じっと見ていると、手順もきっちり決まっていて

焼く手さばきもとても美しい。

そこには、たしかに彼の生き様が現れていた。



今年その場所に差し掛かったときに

そのことをふっと思い出して少し探したが見当たらなかった。


もう何年もすぎている、

それにしても

そのあんちゃんは私に鮮烈な印象を残したものだ。