前職では空港に泊まり込んで仕事をしていました。


これは、そんなとある夜の実話です・・・・。



ブタネコ



夜中の2時頃でしたでしょうか


空港のサテライトと呼ばれる警備室では、いつも2人でモニターの監視をしています。


監視と言っても実際には ただお茶を飲んで 話をしているだけなんですが お茶


或る夜、怖い話好きな同僚と サテライト監視室で一緒になり、


怪談話で盛り上がっていました。




実話や体験談など、私は不思議な話に事欠かなかったので


二人で1時間ほど 怖い話や 不思議な話など霊的な話をしていた、そんなときのことでした。


プルルルルル・・・・


いきなり内線電話が鳴りだし、私たちはビクッとして 目を合わせた後、私が受話器をとりました。


「はい・・・」


「ツー    ツー    ツー    ・・・・・」


私が出ると、電話は切れていました。


はて?


こんな夜中に電話が鳴ること自体が異常です。


あり得ないことです。




「なんだ、間違い電話か・・・・・」


二人の間に 不可解な感覚と 何かマズイような空気が流れましたが


話がかなり盛り上がっていたところなので、懲りずにまた続けることにしました。



そして、さらに数分たった頃のことです。


プルルル・・・・


また電話が鳴りました。



お互いにビクッとしながらも、私が出ようと腕を伸ばしたら・・・


「・・・・・・・・・」


電話は鳴りやみました。


いわゆるワン切りです。





なぜかお互いに、これはもうヤバイ、やめた方がよい という感じがして


怖い話をするのを止めました。


なんだか部屋には 尋常ではない空気が漂っていました・・・・。



その後、交代者がやってきて 私たちは仮眠室へ行き 仮眠をとりました。


不可解な思いをもちながら・・・・。




朝になり 仮眠から起きて 私は なんだか肩がやたらと重い感じがしていました。


肩が凝っているような、何か乗っかっているような・・・・・・・。




そんな時、仲の良い同僚で 霊感がとても強く、たまに霊を見るK君と通路ですれ違いました。


「よっ」 とお互い挨拶した瞬間、K君がこんなことを言いました。



「しんたさん、 しんたさんの後ろに何かいますよ・・・・・ホラ、僕 鳥肌が立っているでしょ。


 何かいるときは、鳥肌が立つんですよ」


そう言って 腕まくりした K君の右腕は 鳥肌がびっしりと・・・・。



私は驚きましたが、さもありなんと思いました。


「うわ、ほんとだ・・・・ なんだか朝起きてから、肩が重いんだよね」


仕事中だったので、そのままK君とは別れましたが、思い当たる節はありました。



怖い話をしていたら、何か憑いてきちゃったようです 汗


やっぱり夜中の電話は 霊のアピールだったのでしょうか。




仕事が終わり 私は家に帰りました。


家に帰って イスに座っていたら、いきなり嫁さんに ポンと 背中をたたかれました。


「え、何?」


と私が尋ねると、彼女はこともなげに


「背中に何かいたよ。 でも叩いたらいなくなったよ 」 にひひ


と言いました。


Σ(・ω・ノ)ノ! わぉ




それからは不思議な事に 肩の重い感覚が無くなりました。


その後、私が大好きだった怪談話を封印したことは 言うまでもありません・・・・・。



何だったんでしょうね、いったい (^_^;)






皆さんも気をつけましょうね オバケ  にひひ 


横で 誰が聞いているかわかりませんから・・・・・ チューリップ黄