ペタしてね


先月末、モニプラで当選しました『3時間で楽しむ山歩き 2010年 07月号』(2010年、小学館、980円税込)が送られてきました。

少し高所恐怖症の気がある私は、あまり登山をしようという気はしないのですが、でも、キレイな風景とか、美味しい空気とかを考えると、何かいいなぁと憧れる部分もありました。

だから、山の写真とかを見るのは好きなので、この本が到着するのを楽しみにしておりました。

――が。

届いて、まず目に入ったのは、表紙の左下です。

そこには、富士山をバックにした猫の写真、そして「岩合光昭(写真家)犬と猫のいる富士」という文字が。

さっそく目次を見ると、40ページに岩合光昭さんの「日本の動物にはやっぱり富士が似合います」というものがあります。

さっそくページをめくると、右ページに、表紙にも引用された猫の写真。静岡県富士市で撮影されたそうで、猫がいるのは茶畑で、これは野良猫のようです。それにしても精悍な顔立ちの猫ちゃん、まったく冨士さんに負けていません。キリッとした表情が、美しいですね。

左ページには、柴犬と富士。こちらは、2匹がじゃれあってる構図になってるせいか、可愛らしい感じが出てるような。

いやぁ、このページだけでも、この本を見る価値は十二分にあります。

もっとも、この本は『サライ』と『BE-PAL』という2つの雑誌の共同編集で作られた「山歩き入門誌」ですので、私が惹かれたページは、言わばオマケみたいなものなので……。

面白かったのは、「富士山」の特集でありながら、富士山登山ではないこと。そうですよね。日本一の山である富士山の姿を満喫したいのならば、富士山に登っちゃ見られません。「富士の絶景を眺める山」に登る必要があるわけです。

登山といえば、学生時代の授業の一環でしか経験のない私にとって、目から鱗のはなしでした。

というわけで、いくつかの山が紹介されているわけですが、それぞれの山について、細かいところまで紹介されていて、なかなか参考になりそうです。一度も登山したことがない、という人でも、これを見ながら行けば大丈夫かも、という気になります。個人的には、団子屋などの食べ物情報、野草の紹介もあるのがいいですね。

もちろん、山歩き道具の選び方から、山歩きの基本などといったものも図解で紹介されているので、初心者にもってこいの本だと思います。

何よりいいのは、「3時間で楽しむ山歩き」というコンセプト。

登山というと、一日がかりか、山小屋に泊まってとか、大げさなものを考えてしまいますが、気軽に始められるというのがいいですね。

これから夏休みに、ぜひ、本書を片手に気軽な山登りをしてみるというのもいいかもしれません。

そんな気にさせてくれるムックでした。

ほな。

ペタしてね


3時間で楽しむ山歩き 2010年 07月号 [雑誌]岩合光昭のネコ-47都道府県の408にゃんこ
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