映画『あと1センチの恋』…大人がキュンとするラブストーリーです♡ | 『鍵のかかってない0号室』へようこそ!

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アート、音楽・映画・舞台・ドラマ、アクセサリー、フィギュア等々、ありとあらゆるジャンルにわたり、自分の「好き」について、思うがまま綴ってまいります。 時には自作の詩や物語、イラストなどもアップします。

何だか最近は「滑り込みセーフ!」っていう感じで映画を観ています。
見たい作品はたくさんあるのに時間がままならないっ!

で、昨日ようやく観て来ました。
 
       『あと1センチの恋』

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<ストーリー>

イギリスの田舎町に住むロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)は、6歳の頃からの幼なじみで大の仲良し。兄弟のようでもあり、友達以上恋人未満の微妙な関係。
2人の夢は、一緒にアメリカのボストンにある大学に進学することだった。お互い入学許可がおり夢が叶うと思った時、ロージーが他の男子と犯してしまった一夜の過ちで妊娠してしまったことに気づく。
妊娠のことをアレックスに告げることができないまま、ロージーは彼をボストンへと送り出す。お互いのことを想いながらもどうしてもそこから1歩踏み込むことの出来ない2人は、その時から別々の人生を歩み出す。
運命に翻弄され、12年間もすれ違う2人。
果たして2人の人生はいつか交わることができるのか…。

原作は2004年に出版されたセシリア・アハーンの『愛と虹の向こうに』
邦題は『あと1センチの恋』ですが、原題は『Love,Rosie』です。

この邦題は秀逸ですね。ふとしたボタンの掛け違いから12年もの間すれ違いを繰り返す2人。ホントにあとちょっとだったのに「何でそうなるかな~!」ってじれったくなるんですよ。「あと1センチ」とは言い得て妙な表現です。あっぱれ

ちまたでは高校生の恋愛に「壁ドン」だの「胸キュン」だのという言葉がとびかっておりますけれども、いや~、この映画は大人がキュンキュンしっぱなしの映画ですわ
 恋愛映画は殆ど観ることがない私ですが、この映画にはしてやられました。

とにかく主人公のロージーが魅力的な女性なんです。
気が強くて跳ねっ返りだけれど、陽気で可愛くて人間としてチャーミングなんです。次々に襲い来る困難も、家族の愛に支えられ、なにくそと力強く乗り越えていきます。ロージーのお父さんがまた素敵な人で、「ああ、あんな風に大きな愛で包まれているからロージーは素敵な女性に育ったのね。」って納得してしまいます。

ロージーもアレックスもお互いに想い合っていながら、あまりに近くにいすぎてそれが恋なのかどうかもわからない…いえ、わかっていてもその関係が変わってしまうのが怖くて踏み込めない…ううん、自分たちの関係は何があっても変わるはずがないと思い込んでいたんでしょう。
「空気みたいな存在」という表現がありますが、まさにそんな感じかな。
あることが当たり前でその大切さを失念しがちだけれど、無くなったら生きていけない…そんな感じ。

切ないすれ違いの恋の物語ですが、コミカルでポップな味付けもあり、飽きることなく見続けることができます。

さてさて、この2人の恋の結末はどうなるのでしょうか…
私の感想は「へぇ~。」でした。
気になる方は映画館へ!
時間がないよという方はDVDになってからご自分で確かめて下さいな