もちろん人によって様々だと思うけど、やっぱり感動を得たいからですよね
じゃあ、感動はどこからやってくるかと言うと、
舞台の上で個性あるキャラクターたちが悩んだり苦しんだり悲しんだり、
愛し合ったり、喜んだり楽しんだりと生き生きとした人生を生きている所からだと思うの。
その役の深い深い思いが伝わってきて、観客それぞれの人生経験と重なり、
共感したり時には反発したり、色々な想いが生まれて、心を動かされるんだと思うの。
もちろん俳優たちは「役を生きている」わけだけど、実際にそれを演じている俳優たちが、
自分の心を閉ざしたり、感動していなかったらそれはお客様には伝わらないと思います。
俳優さんはいつも何かに感動し、普段からいっぱい心を動かしていてほしいです
「心の揺れ幅」が小さい人は身体の動きも小さく、話す音域も狭く、空気の振動数が少ないから伝わってくるものも小さいです。
もちろん役の思い、心の動きをちゃんと観客にお伝えするには、
鍛え抜いた体からほとばしり出るハッキリした台詞や安定した歌が必要だから、
俳優たちは常に自分を律し、トレーニングを続けなければいけないのは間違いありません。
鍛えられた声を持たない感情的な台詞なんて、お金出して聞きたいと思わないものねー
だからと言って、技術のみに囚われた心のこもっていない台詞を聞かされるほど悲しくて虚しいことはないです
舞台の上で思いっきり愛し合い、ぶつかり合い、喜び、悲しみ、悩んでいる人間らしい姿を観たいのです。
自由な発想、広々とした空間、大きな世界、沢山の喜怒哀楽、様々な人生模様を思いっきり表現して欲しいのです。
だってそれが俳優という仕事の醍醐味じゃないのかなー
自分自身の感動も絶対必要だと思う
そしてお客様の感動を感じることで、また明日への活力が得られる。
その繰り返しですよね(^_-)-☆
舞台に立つ仕事って常に緊張感を伴うから、心身ともに本当に大変だけど、
それだけ人に与える影響も大きいし、とても誇り高い仕事だと思います。
私は舞台を継続してずっと頑張っている人たちを心から尊敬するし応援したいです
普段の努力を思い切り発揮して、舞台の上で存分に生きて楽しんでもらいたいなー
その姿は輝いて、とーっても素敵だから
演技や歌を初めてまもない人は、まずはやっぱり確固たる技術の習得が必要です。
姿勢・呼吸・開口・発声など徹底的にトレーニングします。
そしてある程度基本が身に付いたら、少しずつ表現の勉強もして、
でも、表現しようとして焦って技術が疎かになったら、また基本に立ち返る。
そうやって徐々に両方バランスよくできるようにして行ってあげたいの
自分自身を客観的に見つめるのは誰もがとても難しいです。
もちろん私も・・・・。
だから、自分が演じる時は「いつもこれでいいかな
」って冷静に感じられる自分を持ち続けないといけないです。それは本当に難しいけど、同時に楽しい作業でもあるのね
だって自分と違う人の人生をアレコレ考え、生きることができるんだもの。
他人の人生を生きることで、自分自身が深まることって役者さんなら誰もが経験あるでしょ(^_-)-☆
それはとっても充実した時間なんですよ。
だから、役作りで悩んでいる時の俳優さんたち、そして生徒たちはとっても魅力的な顔をしていて、私は凄く好きなの
本人は必死なんだけどね(^^ゞ
生徒が迷ったとき、悩んだとき、いつでも冷静に客観視出来る目と耳と、
そして正しい方向性を導いてあげられる指導技術を磨いておくことが、私の役目だと思っています。
物事をポンポン言うからハッキリしていておっかない先生かもしれないけど
一つのことに一生懸命に頑張っている人がやっぱり好きだから、
私も本気で真剣に立ち向かっていきたいといつも思っています。
一人ひとりが素晴らしい存在だから、いつも自由で輝いていてね
