昨日の朝から、中3になる長女が38度3分の発熱。
こちらは3月に入ってから次女の小学校も、長女の通う中学校も、インフルエンザB型が猛威を奮っている。
長女のクラスでも6人がインフルエンザだと聞いていたので、確かな確率で娘もそうだろう・・・ と思った。
ただ発熱した時間帯が朝なので、検査は夕方に行こうと待った。
・・・ 夕方6時に病院へ。 私のワクチン接種も同時に行ってもらえたので、タイミングがよかった。
検査を終え、診察室の隣の部屋で、10分ほど娘と待っていたら、壁もなく、先生と女性の声がまる聞こえだ。
どうやら妊娠しているかどうかを検査しに来ている様子の会話が聞こえてきた。
「 はい、これから検査するね。 生理は最後に終わったのはいつでしたか? 」
「 健全な男性と女性があることをすれば、赤ちゃんができるのはわかっているよね? 」
声からすると若い女性らしい。 妊娠していたことが判明した。
何か理由があって、中絶を希望している言葉が聞こえてきた。
「 いつ、手術を希望しますか? 」
「 できれば早ければ早いほどいいです。 明日でも 」
・・・・・・ ねえ、ねえ、 そんなに簡単に決めていいわけ? 本当にいいわけ?
経済的な理由、 相手が認めてもらえない、 両親には話しているのか。
私、なんともいえない感情がこみ上げてきて、涙が出てきてしまった。
・・・・・・ 娘が小声で言った。 「 ママ、中絶て何? 」
性教育を受けているけれど、公で、学校では、命を絶つ話なんて生徒にするわけがないので娘は知らない。
言葉に詰まった自分がいた。
今、地震で何千人もの命が自然の猛威によって亡くなっている。 病気を抱えていたり、闘病中の方も大勢
みえるはずなのに、 人為的に命を絶つだなんて、信じられない。
涙は止まらなかった。 会計で、当人らしき女性を見たが、まったく気持ちが感じられなかったのには驚いた。
もう、いや! 世の中はいったいどうなっているのだろうか?
偶然にも私が出くわしたあの女性は、今、どんな気持ちで空っぽになった自分のおなかと生きているのだろう