お久しぶりです。 しばらくブログお休みしてました。
検査結果が予想をはるかに超えた悪い事態でしたので、この1週間の間に、何年分も悩み苦しみ、
でもたくさんの乳友に支えられて、ようやくこうしてブログにも書ける気持ちになるまで回復しました。
先週は、はるばる静岡まで遠征して日本でも第一人者である腫瘍内科医の渡辺亨先生にセカンドオピニオンを
受けてきました。 8日から13日まで海外の学会に行かれるので、6日しかチャンスがなく予約がとれるのか
心配しましたが、ここは強運の持ち主である私は30分という貴重な時間を渡辺先生と共有することになりました。
主治医は外科医であり見解も片道通行ですが、渡辺先生はまだ日本では100人いえ30人ほどしか存在しな
いと言われる腫瘍内科医独特な広い知識と経験豊富な実体験をお持ちでした。 抗がん剤についての知識は
日本一といわれるほどの先生ですから、私が紹介状をお渡しして目を通すやいなやすぐに治療法の提案が開始
され、薬剤の名前が続々と面談書に書かれていきました。 先生のお話は、著書を読んだり乳友から聞いて
いましたので当日は頭の中で想像だけが膨らみ、いざ目の前に座っている渡辺先生を凝視するばかりで、最初
の数分間は緊張していました。 でも、はるばる岐阜から平日に主人と静岡まで来ているには、よほど深刻に
悩んでいるだろう・・・というお優しい気持ちがすぐに先生の表情から伝わり、おまけに私を直視するまなざしが
とても温かく感じられたので、私も素直な自分になれました。
実は、術後1年経った検診で、肝臓に転移が見つかったのです。 最初にCTを見たときには言葉もありませんでした。
涙もその時は出ませんでした。 本当に信じられずに、でも説明を受けて部屋を出て中待合室で待っていたら
顔なじみの看護婦さんから声をかけられてはじめて現実としての事実を受け止められました。 涙がとめどなく
流れ落ち・・・ 1人だったから余計に孤独を感じました。
抗がん剤も5月末までやり、放射線、ホルモン療法を行いながらも転移するなんて・・
術後半年検診では、影も形もなかったのに、たった5か月で4センチまで大きくなるものなのか?
疑問だけが残り、去年発病した時点でリンパに1つ飛んでいたから、肝臓にも目には見えなくても転移していた
可能性大だと説明を受けました。
また、落ち着いたら、このときの気持ちを詳しく書きたいと思います。
今はただ、このブログに公表することで、多くの乳友さんから励ましの声やアドバイスがいただけることが
私には嬉しくて、黙ってはいられないからです。
治療法も決まり、昨日から新しい薬を飲み始めました。
今までよりもさらに命の尊さを感じながら、前向きに治療を続けて、 自分の体を大切にしていきます。
長文になりましたが、読んでいただいてありがとう
タイトルからはずれましたが、私の今年のサンタクロースは、渡辺先生はもちろんのこと、こうしてブログを
読んでくれた皆さん、マナさん、すう~さん、murasakiさん、 心配してくれる多くの仲間です。
私は元気です
これからも、ブログに想いを書いていきたいと思います。 よろしくお願いします。