私はない派
小さな頃から ケムリもの が 得意でない私。
夏場に 焚かれる 蚊取線香 ですら、極力 距離を置きたい方である。
当然、
タバコも吸う気になれず
挑戦したこともない。
かといって、
人が吸うのに対しては 嫌悪感があるわけでもなく、
吸いたい人は、どうぞ!どうぞ! という感じで、
私にとっては、ただの嗜好品である。
私が働く メルカートの人々も 愛煙家が多い。
そんな メルカートも、何年か前、禁煙 を試みた。
ちょうど その頃、イタリア国内が 全体的に 禁煙ムード になっていたような気がする。
.....が
3か月もたたないうちに、
そんな 決まりは、撤回された。
みんなが出来なければ、ルール自体を変えてしまう。
イタリアらしい 話しである。
現在、
メルカートでは、吸いたい人は、吸いたい放題。
でもなぜか、
自分の店では、吸わない。
では、どこで???
それは、トイレ の中で...である。
そんな人を見る度に、思い出すことがある。
私が中学生の頃、ひとつ下の弟に 父親が言った。
「お前、タバコ吸うのか?」
相手は、中学生である。
弟は答える。
「吸わないよ!」
「そっか、でもな、もし吸うんなら、
隠れて トイレで吸うようなことはするなよ!」
「吸わないよ、父ちゃん!」
「トイレの空気は 汚いからな!」
「汚い空気を肺に入れるようなことだけは するな‼︎」
確かに...
市場のトイレで、タバコを吸ってる人を見る度に 思い出す エピソード。
果たして、トイレで吸うタバコがおいしいのかは、ナゾ の話であるけれど。