今日の二つ目の視察先は、札幌大都市圏における新千歳空港に次ぐ空港として、地域航空ネットワークの維持に取り組んでいる『札幌丘珠(おかだま)空港』












この丘珠空港は札幌中心部から直線でわずか6kmという立地条件のいいコンパクトな空港なので、道内ローカル地点(函館、釧路、利尻)と直結する北海道内における拠点空港として、新千歳空港とは別の重要な役割を果たしています。
愛知県で言えばちょうど、中部国際空港と小牧空港の関係

丘珠空港は自衛隊と隣接しているので、一般旅客機の運行だけではなく、道・市の消防・防災及び警察等のヘリコプターが常駐し、救難・防災基地として、また道内における数少ないビジネス&プライベートの小型機が常駐している空港として幅広い用途に利用されているということです。

ちなみに5人乗りの小型ジェットを所有してこの空港に預かってもらうとしたら、整備費や年間登録費(車検のようなもの)も含めてざっと300万円くらいかかるそうです。
お金持ちの人は、ここからちょっと飛ばして釧路や利尻などに遊びに行くそうです。
いいですねぇ

現在では定期便は、毎日6便、釧路に4便、利尻に1便、三沢(八戸)に1便の計12便で、毎月約16万人の利用があるそうです。
平成21年の32万7千人の利用人数と比べても半減している状態ということなので、今後の課題はもう少し利用者を増やし、安定した経営維持をしていくこと。

愛知県では今後小型機MRJの生産県として力を入れているく計画なので、近い将来、小牧空港との定期便も期待したいところです。