このGWを利用して福島県と宮城県の被災地を視察に行ってきました。
これまでは新聞やテレビで報道されている情報のみでこの東日本大震災を理解するだけだったので、自分自身の目で見てみる必要があるのでは、とずっと思っていました。
このGWは自分の目で見る格好のチャンスでした。
●まずは車の中でも寝れるようにハイエースのロングをレンタカーして寝袋を積んで朝10時半に名古屋を出発。1日目は福島市腰浜町に住む友人宅を目指しました。
東名高速に入ったら、まだ何キロも進まないうちから渋滞。
とにかく静岡を抜けるまで大渋滞。
福島市の友人宅に着いたのは11PMちょっと前。
約12時間かかったことになる。
途中でトイレ休憩は何回かしたものの、もうちょっとでエコノミー症候群になるところだったかも?
それにしても同行した秘書の島袋君はもっと大変だったと思います。初めから終わりまでずーっと運転して行ってくれたので、彼には本当に感謝です。
お疲れ様でした~。
I really appreciate his toughness and patience!
私の友人宅は地震では食器棚などが倒れて食器が割れてしまったくらいで被害はそれほどでもなかったようでしたが、彼女のお母さんの家がほとんど崩壊してしまいったそう。
今回の震災で家がなくなってしまった方々もたくさんいるわけですが、みなさん、それぞれの思い出の品々が土の中に葬り去られてしまったことになります。
このように災害によって思い出の品は写真も含めて一瞬のうちに消え去ってしまいます。だから自分の大切な思い出というのは『モノ』に依存するのではなく、しっかりと心に焼き付けて記憶にとどめておく必要があるんだな、と改めて感じました。
記憶の中の思い出はどんな災害に見舞われても生きている限り奪い取られることはないのだから。。。
ところで福島市の街並みは見た限りでは、地震で崩れた家などはほとんど見られませんでしたが、一番の問題は原発の放射能の問題。
これは目に見えないだけに、深刻な問題。
原子力発電所から20km半径は立ち入り禁止で、住民は避難所の生活を強いられているわけですが、そこに住んでいた人たちはもしかしたらもう二度と今まで住んでいた家には戻れないんじゃないかと思う。
放射能を浴びながらなんてこれから先、暮らせないでしょう。