この期に及んで、高校生以来の社会科見学を体験!?




今回私達が利用して来たトルコ航空の機内食を開発し、

欧州フードビジネス界で高い評価を得る、

DO&CO(ドコ)社を訪問し、

その現場を取材させていただくことに!







イスタンブール空港からほど近い距離にあるオフィスは、

窓から機体の離発着の瞬間が眺められる。



壁や仕切りなど遮る物がない、開放的でスタイリッシュな設計。

社内で隠し事は一切ない、堂々と、という意味を込めてだそう。







イスタンブールでの乗り継ぎ客の急増に対応し、

刷新と同時に拡大して、

昨年リニューアルオープンしたばかりの、

トルコ航空の空港ラウンジを再現した空間。




世界最大級の広さを誇るラウンジには、

図書室、礼拝堂、遊戯室、シャワールーム、

ビジネスセンター、バーカウンターなどを完備。




ビジネスクラス、

スターアライアンス・ゴールドカードメンバーなどが利用できる。




機体を縁取った模型の中でデスクワーク。



ビジネスクラスの快適な空間も体感できる。






さて、白衣に着替えて、いざ工場へ潜入!

調理場、冷蔵庫、輩出所など、

奥の奥までお披露目してくれる工場はほかにないのでは?



安全かつ安心な現場がゆえ、

自信を持って私達に紹介してくれるのだろう。







ベルトコンベアーが装備されつつも、

材料を洗う、切る、焼く、揚げる、盛り付ける、梱包する・・・

と言った一連の流れは全て手作業。









トルコ航空が新たに設定した、“コンフォートクラス”では、

エコノミークラスの上級版ではなく、

独自に開発した専用の機内食がサービスされる。













定番のソフトドリンク、アルコール類に加えて、

スムージーなど豊富なメニューを用意。








行きの便で軽食として出された、

サンドイッチとパンナコッタのBOXを発見!

おにぎりやケーキなども用意。

これが英国の調査機関『スカイトラックス』による、

2010年度の『ベストケータリング賞』を獲得した機内食!









完成した機内食はカートに詰められ、

それぞれの発着所へ運ばれる。




新聞と共に。




実は、このDO&CO社はトルコ航空だけでなく、

オーストラリア航空、エミレーツ、キャセパシフィックなどにも、

幅広く機内食を提供している。






さらに、氷点下の冷蔵庫にも潜入。






ここで一日中作業するなんて考えられない。

今にも耳が凍りそう。











オフィスに戻って、

噂の“フライングシェフ”による、

ビジネスクラスの機内食フルコースを体験。







世界三大料理の一つであるトルコ料理をベースに、

ビジネスクラスでは、

7種のオードブル、3種のメインディッシュ、

チーズプレートやフルーツと6種のデザートがフライングシェフによって

サーブされる。







成田・関空とイスタンブールを結ぶ路線では、

2回の機内食が提供される他、軽食も用意されているから、

とにかく量が多く、至れり尽くせり。








デザートはDEMELのプチケーキ。



〆のトルココーヒーでフィニッシュ。







そもそも機内食というものへの期待値が低い中で、

これほどのボリュームで、

レストランで提供される同等レベルのものを味わえるなんて、

これまでの「機内食=マズい」というイメージが覆されたよう。







舞台裏を知ってこそ、

美味しいと思える、

奇跡の機内食、ここにアリ!


騙されたと思ってぜひ一度味わってみて。