インターネットの普及により、
モノを選択し、購入するに至るまで、
どうも口コミやレビューを頼りにしてしまうのが現代社会。
ただし、
百聞一見に如かずとはよく言ったものだ。
無類の映画好きな私から言わせれば、
映画ほど、レビューがあてにならないものはない。
土曜の深夜、
寒さのせいか、いつも以上に混雑する六本木ヒルズの映画館。
ソーシャル・ネットワークでもなく、
バーレスクでもなく、
私が観たのは、
【ノルウェイの森 】
ご存知の通り、
1987年に書き下ろされた村上春樹・著のベストセラーを映画化したもの。
公開当初から、
大半がセックスシーン、
内容がない、
原作と違う、
淫らすぎる・・・
などと賛否両論に評されていたけれど、
たしかにそうなんだが、私は意外と嫌いじゃない。
(一緒に観に行く相手は選んだほうがいいかも)
登場人物の独特のテンポや
台詞の言い回しもそう、
1960年代という時代設定の中の描写、
そしてほかにない、映像美。
俳優陣の演技のレベルの高さは言うまでもない。
個人的に、松山ケンイチは、
DMCを観た時のなりきりっぷりから魅せられて、
注目している俳優。
まもなく公開の「GANZ」も見物だ。
とはいえ、
私は原作を知らずして映画を観たから、
こういった感想が持てるのかもしれない。
これを機に遅ればせながら小説を読んでみるとしよう。
それで、舞台となった早稲田大学の講堂でも訪ねてみたりなんかして。
・・・・って、一番影響されやすいのは私の方かもしれない。
そういえば、
映画の待ち時間に行ったスカイプラネタリウム 。
これがまたスゴイ。
都会の真ん中で宇宙を旅した気分にさえなる。
なんて地球はちっぽけなんだろうって。
時代はやはり3Dなのか?
真冬のデートにぜひ。