TUDERS-背徳の王冠というBBCの伝記ドラマ

が昨日最終回でした。

思えば、昨年のシーズン1から4まで

ずーっと見続けていましたこのドラマコチラコチラ


最終回、ヘンリー8世の伝記ですから

当然、ご逝去された所でお話しは終わりですが



昨日の最終回もその映像美が至る所にありました。

まず、いつもの事ながら、

宮廷の女性たちの服装もとても美しい。

当時の高貴な女性のデザインが意外とワンパターンだと

言う事もわかります。胸元は必ずスクエア型に開いていて

高貴な方は大きなネックレスをつける。


今まで肖像画や映画でしか見た事の無かったモノが

ドラマなので、毎週見ていると、もっと身近に感じられました。



そして、当時の楽師の地位も。

王が「ミュージック!」と一声かければ

物悲しいメロディの16世紀チュ-ダ―時代の弦楽合奏を

奏でる。



そして、なんと言っても圧巻が

欲望を全て満たしてきたかのような王の最期は

今まで6人いた妻たちの亡霊の出る所。

その全ての女性が王を責める。


一番愛していた、3番目の妻ジェーン・シーモアにまで

溺愛していた晩年やっと生まれた息子が早死に

するのは(この時点ではまだ生きているのに)

王のせいだといわれる。



日曜日に見ているNHKの大河ドラマ「江」 の戦国時代と

このヘンリー8世の時代は結構近い事に気付いた。


そして、浅井三姉妹の運命も

ヘンリーの長女メアリーと次女エリザベス1世の運命も

本当に時代に翻弄され、時代の権力者の思うままに

流される、その時々溺れない様に上手く生きる所も似ている。


同じ様に不安定な決して幸福とは言えない少女時代を送ったけれど、

でも、メアリーはスコットランドの女王,エリザベスは

なんと言ったて、英国の最初の女王になったのだから

西洋と東洋では違うか?っと思ったり・・・


はたまた、ヘンリー8世って、肖像画は大男で太ってた筈なのに

ジョナサン・リース・マイヤーズが最後までかっこよすぎ!


PIANOでワクワク

なだけでなく、演技も大したものでした。

人間、どんな人も最期の時にはやはり、自分の人生を振り返る。

そして、苦悩するんでしょうね?


きっと、又再放送するのではないでしょうか?

歴史ものずき、又西洋音楽をやっている私には

色んな面で勉強になりました。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ 久しぶりのポチッもよろしくね!