米国発 MOOCの日本版と称され、 最先端の学習法として注目を浴びている gacco。茂木健一郎さんも推薦、株式会社ドコモgacco 代表取締役社長 伊能 美和子 (いよく みわこ)さん著、【「自分を成長させる最強の学び方」】 を読みました。

伊能さんは卒業大学が同じなので、学びに対するスタンスが似ているからかもしれないですが、非常に共感がもてる内容でした。




学びというのは、テストに合格するために知識を詰め込む、机の前にじっと座っている忍耐力をつけるというものでは本来はなくて、知るということを愛し、自分の人生に生かしていくための、自己実現の手段となるものです。
伊能さんはAIを例に挙げて学ぶということが私たちにもたらすものを伝えてくださっています。
将来人間がAIに取って代わられるということに対してできることは、AIについて詳しく知ることであると説きます。
敵となるものを知れば、近い将来に起こりうることに対して備えることができるわけです。
大学のときに、「コンピューターリテラシー」という授業がありました。
必須ではありませんが、履修をすすめられていました。
授業が567時限と長く、面倒そうなので、その授業は取らなかったところ、ほどなく、パソコンによるレポートしか受け付けない、という先生に出会いました。
今では考えられないことですが、それまでは、手書きのほうが主流だったのですよ……
父のノートパソコンを借りて文書を保存、大学で編集してプリントアウトしようとしたら、父のPCはWindows、大学にあったMacからは、文書が読み込めません。
当時は互換性がなかったのです。
締切日にレポートが出せない、どうしよう、なんてことがありました。
もっとコンピューターに親しんでいたならば、そんな初歩的なミスをすることもなかったでしょう。
自分の目標を達成するためには、常に学びが必要だということです。
イギリスにいるときに、暇にまかせてブラインドタッチやPCスキルは身につけましたが、当時は自宅にパソコンがある人がほとんどいなかったので、ほぼ誰もがパソコンやスマホから手書きでない文章を書く未来がくるなんて、予想だにしませんでした。
プログラミング思考をもつ、スマートネイティブについても、あと数年後にはマジョリティーの勝ち組になることでしょう。

gaccoは、一生自分をアップデートしていきたい人におすすめしたいオンライン学習サイトです。
費用負担が軽い、距離・時間の自由がきく、モチベーションが維持するという、長く続けられるための要素をすべて兼ね備えているのです。
オンラインの講義はすべて無料です。
好きなときにパソコンやスマホから動画を視聴できます。
受け身型の授業だけではなく、有料とはなりますが、受講したことをフィードバックできる反転授業のシステム、受講者が自主的に開催するミートアップなど、モチベーションだけでなく、日々の疑問点が解消できる場が用意されています。




今開催されているものではあまり自分にぴったりくるものがなかったのですが、過去の講座をチェックしてみると……




アートの力とマネジメント、中国古典に見る指導者の条件、memento mori-死を想え- (宗教民俗学的観点から「死」について考える)、モチベーション・マネジメント、プログラミング入門(Java)、文化翻訳入門、食から学ぶアンチエイジング術、ビジネスエコノミクス、実践コミュニケーション講座、観光庁講座「『サービス労働生産性』とは」、よくわかる!iPS細胞、《実務・資格講座》はじめての簿記、歌舞伎の経済学、平安から現代のファッションまで、などなど、自分の趣味や仕事で触れておきたいトピックを取り上げた講座がたくさんありました。
自己実現に加え、新たな出会い、新たな視点など、学ぶことで開けてくることがたくさんあります。
これから何が受講できるのか、常にサイトでチェックしたいです。
これまでの講義も、また開講されることを強く希望します!



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〓ゆうき〓