11/06/26 忙しいあなたの代わりに新聞読みます 月曜コラム
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野音特集 その1です
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11/06/26 Vol.1757 まぐまぐ、melma!、めろんぱん 合計読者数35000人
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[9] 月曜コラム「ON THE STREET CORNER」
松本由歌子:音楽フォトグラファー
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1969年に創刊された「ミュージック・マガジン」は、数ある音楽雑誌の中でも
特に格が高く、ポップミュージックの愛好家から厚い信頼を得ている雑誌です。
そこから1982年に別冊として発売された「レコード・コレクターズ」は、リイ
シューつまり復刻版に関する記事を独立させた雑誌で、その後月刊誌化されて
います。
映画にもなった「20世紀少年」を思い起こしてみてください。1959年生まれの
主人公ケンヂの子供時代である、大阪万博の1970年近辺では、ロック・ミュー
ジックが燃え盛り、若者を熱狂させていました。しかしケンヂが成長して20代
の若者となり、春波夫と一緒にバンド活動を行う頃には、ミュージック・シー
ンはかなり変容していました。それは1981年にスタートしたMTVによって、動
画の時代になったことも大きいと思います。そこで、それ以前のロックファン
と、新しいバンドブーマーとの間にギャップが生まれました。ケンヂ達ウッド
ストック世代向けの雑誌が分離独立するのは当然の流れだったのでしょうね。
70年代がロックの黄金期と信じて、その前後の音楽にトキメキを感じる人は多
いと思います。私もそのひとりです。
その「レココレ」の人気連載「レコード・コレクター紳士録」に、私が写真を
撮り続けているJimisenさんが取り上げられると知った時は本当に驚きました。
「紳士録」の書き手は、大鷹俊一(おおたか・としかず)さんで、辛口なマニ
アからも絶賛されている人気評論家です。
大鷹さんとJimisenさんの出会いは、昨年、渋谷のタワーレコードで行われた、
ジミ・ヘンドリックス・イベントです。そこで両氏の対談と、Jimisenさんの
簡単なデモ演奏がありました。私も同席致しましたが、大鷹さんのあまりの博
識に驚かされ、そしてJimisenさんのプレイを興奮して見ている大鷹さんの姿
に嬉しい思いをしました。これは必ず次へとつながっていくとその場で確信し
たのですが、まさか「紳士録」に抜擢されるとは。評価が高い証拠ですね。
記事のオファーを受けたJimisenさんは、「レコード・コレクターズの記事に
なるということは、ジミ・ヘンドリックスに関するコレクションを語るという
ことだろうか、誇るほどのコレクターじゃないのでどんな記事にするというの
だろう」と思ってしまったそうです。それが謙虚な氏の謙遜だなと私は聞いて
思いましたが、取材は4月8日に2時間程度行われたそうです。記事は氏のコレ
クションのことよりも、プレイに関する内容がほとんどを占めました。
Jimisenさんが初めてジミの音楽と出会うのは、友人に誘われ見に行ったウッ
ド・ストックの映画で、ジミの死から8年を経ていました。この演奏に衝撃を
受けた高校生は、習っていたフラメンコ・ギターから、エレキに転向します。
そして、オリジナルの音楽活動と並行して、まるで底なし沼にはまるように、
ジミの世界に没頭して行くわけですが、ライブバージョン毎に異なる演奏を分
析すればするほど、その非凡さを痛感するそうです。
Jimisenさんが大鷹さんからインタビューを受けている際に、「何年何月何日
のライブが」と話すと、大鷹さんがどこでのステージかを即答されたそうです。
こんな会話が成立したことが初めてだとJimisenさんは私に教えてくださいまし
た。楽しすぎる取材だったようです。
雑誌には、ジミ・ヘンドリックスが信頼していた、世界一の音響エンジニアの、
ロジャー・メイヤー氏とのエピソードも詳しく書かれています。昨年ヒットし
た映画「BECK」で水嶋ヒロ演じる南竜介が使うエフェクターも「ロジャー・
メイヤー」ですが、自身が音響エンジニアとしての顔も持つJimisenさんが、
メイヤー氏と交わしたマニアックな話を、大鷹さんも興奮しながら聞いたのだ
ろうなと思うと、書かれた文章を読んでいるだけの私までドキドキしてきます。
ジミ・ヘンドリックス・サウンドを追求したい人には、避けて通れない内容の
インタビューですので、読みたい方はぜひ、手に入れてくださいね。この号の
メインは、ロニー・ジェイムス・ディオ一周忌に合わせて、レインボーです。
(株)ミュージック・マガジン発行 レコード・コレクターズ2011年6月号
http://musicmagazine.jp/rc/rc201106.html
116ページから、全6ページが、Jimisen記事になっています。
昨年3月のイベント特集記事については、こちらをご覧ください。
http://ameblo.jp/yukko-i4r/entry-10517976701.html
クリックで次々と読めます。
そして、メイヤー氏や、ジミと同時代を過ごしたジャニス・ジョプリンの
バックバンド「ビックブラザー&ホールディングカンパニー」のメンバーから
も「そこにジミが居るようだ」と評されたJimisenのプレイを堪能できる
イベントをご紹介します。
【LEGEND OF ROCK at 日比谷野音 Vol.3】~JUST DO WHAT WE CAN~
ROCKの祭典!あの伝説のライブが蘇る!!
http://www.legendofrock-show.com/
7/24(日) 日比谷野外大音楽堂
開場12:30 開演13:00 前売り\3,500当日\4,000
出演 : 順不同
◆JIMISEN as JIMI HENDRIX
◆MR.JIMMY as LED ZEPPELIN
◆VON HALEN as VAN HALEN
◆MAKIN'LOVE as KISS
◆タウン禅 as THE WHO
◆THE BEGGARS as THE ROLLINGSTONES
◆RAINBOW KNIGHTS as RAINBOW
◆PLATINUMSNAKE as WHITESNAKE
◆HATTALLICA as METALLICA
Jimisenの出演は3回目です。第1回はウッドストック、第2回はモントレーを模
した演奏でしたが、今年は晩年の曲を中心に構成をしてくるそうです。
リズム隊もフルチェンジ。ドラムスの米元美彦さんは、「俺と悪魔のブルーズ」
の監修者としても知られる日本を代表するブルーズマン永井”ホトケ”隆さん
のバックなどで活躍。ベースのアサヒキャナコは、インディーズ界で大人気の、
「バックドロップシンデレラ」での華麗なプレイが評価されています。
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http://ameblo.jp/yukko-i4r/entry-11096450496.html
補足コラム
ミュージック・マガジンの中村とうようさんの自殺ニュース、驚きました!
音楽フォトグラファー 松本由歌子のブログトップはこちら
ロックミュージシャンのステージ写真ほかをお楽しみくださいね