104 霜鳥健二 「記憶・記録」足滝の人々 越後妻有トリエンナーレ2009
作品番号 : 104
作家名:霜鳥健二(しもとり・けんじ) 【日本】 1955年 新潟県六日町生まれ。日本大学芸術学部卒。
作品名:「記憶・記録」足滝の人々
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/artworks/index.php?id=498&year=2009
制作年:2006・2009年 NO : 498
関連サイト http://homepage1.nifty.com/shimotori/
ECHIGO-TSUMARI Art Triennial 2009
Artist Name: Kenji Shimotori 【Japan】
TITLE: Memory: Document, People of Ashidaki
http://www.echigo-tsumari.jp/2009en/artworks/index.php?id=498
※この作品の展示は終了しました。
新潟県魚沼市(旧六日町)出身、現在燕市にて教鞭をとるかたわら積極的に製作を続ける、
彫刻家・霜鳥健二さんの作品は、
前回・2006年に製作された、足滝(あしだき)村落の人々を彫刻したプレートの再設置です。
40名近くのシルエットを写し取った作品は、2006年の芸術祭終了後に、モデルさんに贈呈されたそうです。
今回は、それらを持ち寄る形で、展示が行われました。
まず、製作当時の、プロセスから。
住民のみなさんに、「普段着で来てください」と、集合してもらいました。
そして、丁寧な写真撮影を行い、等身大のシルエットをもとに、彫像しました。
プレートは、材質も、塗装も、とても上質な仕上げをしています。
詳しくは、霜鳥先生のサイトのここを見てください↓
http://homepage1.nifty.com/shimotori/2006-daichi.htm
この、左側の、一番手前の像だけ、小さいでしょ?
足滝村落たったひとりの小学生(当時)です。
過疎と少子化の現実を、これほどまでに浮き彫りにしたアート作品は、見たことがありません。
この子は中学生になって、たぶん高校卒業と同時に村落を出てゆきます。
赤ちゃんは生まれてないので、近い将来、ここは、「児童がひとりもいない村落」になるのです。
・・・という話を、私がどこで知ったかというと、ツアーバスの運転手さんからお伺いしたのです。
津南めぐりツアーの「森宮交通」は、津南町地元の旅行会社。
運転手さんは、地元を熟知されていて、急斜面の危険な道も、とてもスムーズに運転くださいました。
この夏、私は妻有のあちこちを旅しましたが、この森宮交通さんのツアーが一番充実していました。
かなりおすすめですので、津南町に旅行されるときは、チェックしてみるといいですよ!
運転手さんに、「この像を見て、どれが誰だかわかりますか?」と私が尋ねたところ、
「あーもうすぐわかるよ、あれが小林さんで・・・」と、楽しそうに教えてくださいました。
後編はこちらです!
http://ameblo.jp/yukko-i4r/entry-10347969132.html
作品の場所へのアクセス
ツアー:森宮交通・津南エリアツアー(土日に運行)
使用機器:OLYMPUS E300
撮影日:2009.8.15.
撮影地:新潟県中魚沼郡津南町大字上郷寺石(足滝駅)付近
Photo:松本由歌子
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http://ameblo.jp/yukko-i4r/entry-10337812312.html
大地の芸術祭・越後妻有トリエンナーレ2009 http://www.echigo-tsumari.jp/2009/
ECHIGO-TSUMARI Art Triennial 2009 http://www.echigo-tsumari.jp/2009en/
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