GW後半の休みを利用して宮崎県の丹助山(標高815m)に
登りました。
丹助山の山名は、山に住んでいた天狗に棒術を習った
「丹助どん」に因むものです。
丹助山はピラミッド形の岩峰で、九州のクライマーが集まる
比叡山や矢筈東西峰と隣接しています。
これらは地質学的にはリングダイク(環状山脈)というそうです。
丹助山へは上下顔地区の国道218号線バイパスから
案内標識に従って舗装された林道を
登山口の丹助小屋広場まで車で向かいます。
途中で対向車が来たら卒倒しそうな細い林道です。
丹助小屋から丹助山頂までは、時計回りと反時計周りの
2つの登山道が付いています。
途中、鬼の岩屋の伊佐賀大明神に参拝しました。
伊佐賀大明神は古代の祭祀場と云われる洞穴に祀られた小さな社です。
山の周囲には多くの洞窟遺跡があるそうで、鬼の岩屋もその一つです。
分岐に戻り、岩場を通り山頂に向かいます。
丹助山からは360度の展望で、矢筈岳、比叡山をはじめ
大崩山、傾山、速日の峰、諸塚山、二上山など見渡せます。
丹助山頂一帯はミツバツツジやフジツツジが群生しており、
橙色や紫色の花が咲き乱れていました。