男の目、女の目。 | 九段下・渋谷・池袋・新宿・品川・上野・秋葉原★心療内科ゆうメンタルクリニック

男の目、女の目。

今日はメルマガ から、こんな話をお届けします。

ウラ話 はこちら から。


◆ 目だけで、男と女の気持ちが分かる。



「相手の気持ちが分からない」。
「好きな人が、何を考えているのか分からない」。

そんな疑問は、誰にでもあるはずです。


しかし、ここである知識をお教えしましょう。

実は心理学的には、普段の目の使い方で、決定的な差があるのです。


それこそが、


男は普通、話しているときに相手の目を見て、聞くときに見ない

女は普通、話しているときに相手の目を見ないで、聞くときに見る


という違い。

これを極端に図解すれば、こういうことです。


<男が話しているとき> (→は視線の向き)

男→ ←女


<女が話しているとき>

←男 女→


となるわけです。

では、これはいったいどうしてなのでしょうか?



◆ 視線の理由とは。


まず「話を聞く」場合。
このとき、男性は相手を見ないで、女性は相手を見ます。


実際に男性は、脳をつなぐ脳梁という部分が、女性よりも細いと言われています。
ですので脳の連携が女性ほどはうまく行かず、
「一つのことにしか集中できない」という状態になります。

歯を磨くときについ水を出しっぱなしにしてしまうのも、それが原因ですね。

ですので話を聞くときも、「話そのものに耳を傾ける」ことについ集中してし
まうため、目で相手のことを見る余裕がないのかもしれません。

よって「聞く」ときに「見ない」ことが多くなると考えられます。

逆に女性は並行作業が得意。
余裕があるため、話を聞きながら「見る」ことができます。


次に「話す」場合。
男性は相手を見て、女性は相手を見ません。

男性は会話に「目的」を求めます。
すなわち「何かを伝えるために話す」と考えているため、それがちゃんと伝わって、理解してもらえているかどうかを見極めるために、相手を観察するわけです。


逆に女性は、目的どうこうというより「時間の共有」を重視します。
ですので相手をじっと観察する必要は、普通あまり感じません。
また女性は物事を、事実ではなく「感情」を中心に記憶します。

よって過去のことを思い出しながら話すとき、ついそのときの楽しかった思い出などに浸りながら話します。
よって無意識にあさってを見ながら話してしまうわけです。



◆ 覚えましょう! 倦怠期で。


しかしこういう「男がこう 女はこう」というような、「どっちがどっち」な
二択ネタは、すごく記憶がややこしいようです。

たとえばずっと前にこんな話をしたことがあります。

「本当の記憶を話しているときは、話している本人から見て左を見て」

 ⇒ すなわち、聞いている人から見て < ●>< ●> という目

「想像(ウソ)で話しているときは、話している本人から見て右を見る」

 ⇒ すなわち、聞いている人から見て <● ><● > という目


しかし、「右でしたっけ? 左でしたっけ?」
というご質問メールは、いまだにいただきます。あひゃん。

ですので今回の

「男は話しているときに見て、聞くときに見ない」
「女は話しているときに見ないで、聞くときに見る」

というのも、もしかして記憶の中で混同してしまうことがあるかもしれません。


よってここでは、

熟年夫婦

を使って覚えることにしましょう。
ほら、想像してみてください。

 妻「ねえ。タカシの進学のことなんだけどね…」
旦那「…あー? うーん…」

旦那はテレビを見ながら、話を聞いています。
奥様はお皿を洗いながら、話をしています。

 妻「あと隣の家、もうすぐ改築されるみたいよ? だからウチもね」
旦那「………あー、うん。そうだねぇ…」

 妻「ちょっと何、その返事! 聞いてるの!?」
旦那「…あー、聞いてるよ。タカシと改築だろ?」


はい。ものすごくイメージ浮かびますね。

男性は視線をそらしながら話を聞く。
女性は視線をそらしながら話をする。

男と女のもっとも自然な形は、倦怠期もとい熟年夫婦の形にあらわれているのです。

これを思い出せば、あとは芋づる式に残りが思い出せるのではないでしょうか。

ちなみに先ほども話したように、男性は並行作業が苦手。
ただでさえ新聞やテレビだけで、キャパシティがギリギリです。

ここで「さらに話を聞く」というだけで、もういっぱいいっぱいです。
お笑い芸人の摩邪が、おとぎ話に突っ込んでいるのと同じくらいいっぱいいっぱいです。

ですので「さらに顔を見る」なんて芸当、できるわけがないのですね。

まぁ、いずれにしても、キャパがギリギリなので、この場合、実際はあまり話を聞けていません。
ですので単に断片的な記憶だけ(ここではタカシと改築)を残していて、万が一の奥様の糾弾にも備えているのですね。




◆ 好きになると、視線が変わる。


このように「男と女での視線の向き」。
しかしこれは、恋が生まれると、一変するのです。


男は、相手のことが好きになると、話を聞くときにも見つめるようになります。
逆に女は、好きになることで、話すときにも見つめるようになります。

まさに「倦怠期の逆」ですね。

男が聞くときに見つめたがるのは、「より相手の情報を集めたい」と思うからと考えられます。
すなわち「聞く」と「見る」という並行作業の、まさかの同時進行。

「相手とつきあいたい!」ということそのものに、強い集中力を発揮しているのではないでしょうか。
いや、単に男は聴覚よりも視覚で興奮する生き物なので、単に「見ること」にしか集中できていない可能性もありますが。


また女性が「話す」ときに見つめるようになるのは、こんな理由。

たとえば過去の楽しい話をするときでも、
「この人と一緒だったら、どうなるだろう…」
というように、すべての感情を相手とミックスさせるため、つい相手のことを見つめてしまうわけです。

よってあなたに好きな人がいるなら、

相手が男なら、聞いているときに見てくるかどうか
相手が女なら、話しているときに見てくるかどうか

を見るだけでも、相手の気持ちが分かるのです。


そしてさらに!
実はこの続きのテクニックがあるのです。

さぁっ!
相手の気持ちを思い切りつかむ、「視線」の技術とは何なのか!?
この続きは次回をお待ちください!



(完)


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そして、今回のウラ話です。



さて、実はこんな実験があります。


被験者たちを男女ペアにします。そして2グループに分けて、


A「それぞれのペアにただ会話をしてもらう」
B「ただ会話をしてもらい、そのあとに3分間じっと見つめ合ってもらう」


このとき、どちらの方が、ペアの仲が良くなったと思いますか?

そうです。
答えはB。


Bの場合は、互いに親近感を感じているペアが、Aのときよりもずっと高くなっていたのです。

さらに半年後、Bのペアの中には、結婚している人もいたとか。
心理学実験が取り持った仲ですね。すばらしいです。


ちなみにこういう「うまくいった」という実験を聞くたびに、
「あぁ本当に僕も参加したかった」
と思うんです。
色々と話がそれていきますが、この続きは次号で!


ここまで遊びに来てくださって本当にありがとうございました。


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