芯温計のススメ  | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

この前のキュイジーヌ・デザミ講座で焼いた牛ランプ肉

脂っぽすぎず、ぱさぱさにもならず、柔らかくしっとり焼けて、でもかなり上等の牛でもそれほどには(サーロインやフィレほどには)高くなく。

私のおすすめの部位です。

 

今回、何度かオーブンの中で回転をかけて、低温でゆっくりと火を入れました。生徒さんにはとてもきれいに焼いてもらいましたが、最後は芯温計(写真の右)で確定しています。

 

 

 素晴らしいのは、「焼き上げたい温度」を自分で設定して、お肉に温度計の先を刺したままオーヴンに入れると、その温度になったらぴぴっと鳴って知らせてくれるのです。何度も差して計り直す必要もなく、一発です。

 

最初から入れるのも、電池がなくなって馬鹿らしいので、だいたい分かっている時間の後半あたりに刺しておきます。コードは金属で巻かれていて、そのままオーヴンに入れられます。(本体はオーヴンの外にだしておきます)

 

写真のは2000円くらい(アマゾン)。かつてはこの10倍もする高いのを持っていましたが、保ちがあまりよくありません(半年ほどでした・・)。このようなデジタル表示のものは熱によって温度表示が飛んでしまうことが多く、結構早くダメになってしまうのです。

 

調べてみたら、これを買ったのは去年の6月で、もう1年以上使っています! そして価格は1500円。すごいなぁ。

もし壊れたとしてもその価格からしたら、「ま、仕方ない」というレベルです。壊れたら、たぶんまた同じのを買うと思います。

 

表示は狂っていないかと思って、写真左の赤外線の温度計で調べてみましたが、1.5度くらいのブレです。お肉を焼くという意味において、そのくらいのブレはさほど問題になりません。

 

お家で塊のお肉を焼く方にはおすすめです。

 

ただし①

こういう便利な道具に頼りすぎると、自分の感覚で塊肉を焼くことができなくなります。通常は指で押して、焼き加減を自分で感覚的につかみます。だから、温度計はさすけれど、そのたびに自分の体でも確認することをお勧めします。

 

ただし②

この温度計をアマゾンで買うと・・・・

しばらくすると、あなたにおススメの商品として、「は虫類のエサ」とか、飼育ケースの案内メールがやってきます!