野菜を茹でるとき、適当に塩を入れていませんか?
適当じゃないほうがよい理由は
塩をきちんとすることで旨味の流出が防げるから。
旨味は真水よりも、ミネラル分が先に溶け込んだ水には、より溶け出しにくいからです。だらだらっと旨味の流れ出た野菜は、だらしない味に! 茹で野菜として食べるときはもちろんのこと、スープのときも、ラタトゥイユのときも、人の舌は確実にその味の違いを感じることができるのです。
ほかにも
・ 下味がつく(=おいしい)
・ 緑色が守れる(=見た目に美しい)
・ 短時間で柔らかくなる(=うまみの流出が少なくてすむ→おいしい)
などの利点もあります。
塩の%を厳密に決めて量り入れるというやり方もありますが、私にはちょっと無理・・面倒すぎます。
そこで教室では、茹でるお湯に塩を入れてから、ぺろっと嘗めて確認します。*やけど注意。
嘗めてみて、きちんと塩味がしたらOK
ものによっては「海水の手前くらいに」と言うこともあります。たとえば茹でたあと、冷水に取るようなとき。
ただしじゃがいもは別です。じゃがいもは塩を非常によく吸うので、辛めの塩水で茹でると、塩辛すぎる結果に。ただし薄すぎると、旨味は流出して残念な味になりますので、「うっすら塩味」程度が適当です。
野菜を茹でるとき、塩はきちんと確信的にいれましょう。