たっぷりのお湯で茹でていませんか? 野菜その① | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

何年か前、このブログとは別に

料理とお菓子のコツ

を主題にした別のブログをやっていました。いつのまにやらすっかりそのままになってしまい・・・

 

お伝えしたいことはたくさんあるので、細々でも継続しようと思います。

というわけで、ひとまずこちらに引っ越しの第1弾です。

これから、ときどきお付き合いください!
 

 

野菜を茹でるとき、まずたっぷりのお湯を沸かしてはいませんか?

 

実はそんなにお湯はいりません。なぜならお湯が多ければ、

野菜の旨味がどんどん流れ出してしまうから。

これはスープを作る、ポトフを作るときにもつながってくる事柄です(これはまた後日)。

パスタも同じ。

 

教室ではいつも「必要最小限、かつ充分な水の量」と表現しています。

少なければ野菜の旨味の流出は少なくてすむからです。でも水に浸からない部分がでてくると火入れにもムラができるので、最小限であっても必要充分な量の水は必要です。

 

ついでながら、たっぷりの水は、水道、ガスや電気、時間の無駄使いでもあるのです。

ただし、ほうれん草や筍などのシュウ酸の多いものの場合は別です。人体にとってあまりよくないシュウ酸を流してしまうには、あまりに少ない水分量よりは少し多めにあったほうがよいと思います。