花嫁の皆様
すっかり、春爛漫。
今週がお花見のピークみたいですね。
夜は冷え込むので、暖かくしてお花見を!
ここ7,8年、なぜか空前のチュールのウェディングドレスブーム。それと、花冠にサッシュのリボン(蔵前の木馬)
(本当はヴェラウォンは木馬のリボンではなくて、別の国産メーカーのリボンを使用しています。)
ヴェラウォンのバレリーナの影響なのは、間違いないと思われます。(笑)
花嫁さんに「あんまり、好きじゃないの?」と聞かれるけど、好きとか嫌いというと、普通くらい。
ウェディングドレスはアメリカとフランスではまったく好みが違うかもしれません。
ちなみに、フランスではニースのセレクトショップにヴェラウォンのドレスが数枚あるだけで、需要がないようです。ベルギー、ドイツも売っているお店が1軒もないのです。
フランス人は、ヴェラウォンのことを知らない人が多いと思います。
アメリカと日本では大人気デザイナーでも、フランスではまったく人気がないデザイナーになっているのは、お国柄の違いかな???
フランス人はアメリカに憧れていないけど、アメリカ人はフランスが大好き!
アメリカにはフランスレースもないし、いい素材もないから、欧州からドレスの原材料を輸入しないと賄えないのが事実。
チュールのドレスが好き!っていう花嫁さんのために、チュールの由来をお話します。
(前に、ブログは学術的な知的な内容も意識するようにと、注意されたのでまじめなお話)
チュールって、バレエの衣装にも使われているふわふわしたエアリーな素材でヴェールにも使われている素材。
もともと、フランスの南西部アキテーヌ地方のチュールで作られた生地なのです。
本家本元は、17世紀にオペラ座のバレーリナのチュチュの部分の生地をつくっていたのです。
なので、その地名をとって、Tulle チュール
チュールはフランスの生産地の地名からついたネーミング。
この画像はシルクチュール
よくドレスに使われているのは、ナイロンチュール
フランスのチュールで作られていたのは、ボビンネットのことです。
大量生産になったのは、ラッセルチュール(ラッシェルチュール)
今は機械レースの中国製の安物が大量生産されているから、フランスのチュールでは作られていないと思います。
今でも時々、フランスのカレー(フランスレースの生産地)で少しだけ生産されているようです。
左のドレスは新品のジェニーヨーのミニドレス。右はディスプレイしていたフラワーガール。
新品でも埃を吸って黒くなるので、あんまり好きな素材ではないのです。
生地の値段がお安いし、ナイロンなので光沢がありません。
かわいいけど、高級感がいまいち。
左がシルクオーガンジー 左がナイロンチュール ソフトチュールともいいます。
ちょっと写真ではわかりにくいけど、シルクと化繊の違いは一目瞭然。
じゃあ、エアリー感のあるふわふわドレスは作ってないかと聞かれますが、リゾート向けにシルクオーシシガンジーでお誂えしています。
見えないところだけ、予算が合わない場合は、ナイロンチュールを使うこともあります・・・
絶対に表面は、シルクオーガンジーを使用したほうがいいと思います。
実は、ブライズメイドもやっているので、サッシュやメンズの蝶タイ、ベストもお揃いのカラーでコーデしています。
ハワイやリゾートウェディングを向けに素敵な提案を思案中なのであります!
サッシュとかブライズメイド、およばれドレスのサイトです。
今日のブランちゃんは、春のワンピースにお着替えをしました。
マドレーヌちゃんのお洋服です。
ブランシュネージュ代官山 松藤ゆきよ&ブランちゃん