■余りにも登場人物のそれぞれが
 あまりにもいろんな想いを抱えてて
 うまく感想が書けない。
 なので今回も印象的な処だけ感想

 事情聴取のシーンでのじわじわと
 追い詰められる圧迫感・彼らの秘密の重さ
 積み重なってゆく嘘 静かなシーンでしたが
 見ごたえがありました。

 特に成瀬のあの何も写さない目
 その奥では必死に誰か(きっと希美)かばっている。
 見ているこちらまで口の中が乾いていくような感覚
 
 そういえば、父親が亡くなった後に、高野さんと
 話をしたときには、何かををぐっと抑え込んでいました
 希美の為なのか…なっちゃんのためなのか…。
 父の為なのか母の為なのか・・・
 (当たり前のことすぎて見逃しがちだったんですが
  両親ももちろん N)
 もちろん、希美の為を思ってのことだと思うけど
 なっちゃんの手の震えが気になるんですよね

 成瀬・・ものすごく苦しそうでした。
 みてると息がつまりそうだった。

■成瀬はあの時に何を思ったのか…
 高野さん…ちょっと誘導してましたよね
 「まだ放火犯が見つかっていない」とかまけてました

 何かを知ってなのか・・・想いを押し殺す成瀬
 その様子を高野さんは見逃すはずないと思う

 気になるのは「蓋然」という言葉
 偶然はたまたまだけど蓋然はほぼそうだと思われる
 …高野さんは10年前の事も蓋然だったと
 見破っているんです。

 このさざなみ消失の事件に関しては
 想いもしなかった 蓋然が在るんじゃないだろうか

■N作戦がいよいよ始動しました。
 原作を読んでいるので先々の事はだいたいわかる
 …んですが 原作って良くも悪くもいろんなところを
 ぼかしていて、はっきりとした表現をあえて
 してないんですが ドラマではまるで原作の行間を
 埋めるように、踏み込んで物語が進んでいます
 それでいて、素晴らしく寸止めなんですよね
 うまいです。

 野バラそうの住人と成瀬の接触が楽しみ。

■キャスト
 杉下 希美 - 榮奈々
 成瀬 慎司 - 窪田正孝
 安藤 望 - 駕来賢人
 西崎 真人 - 小出恵介

 高野 夏恵 - 原日出子
 宮本 由妃 - 柴本幸

 成瀬 周平 - モロ師岡
 成瀬 瑞穂 - 美保純

 杉下 洋介 - 葉山奨之 
 杉下 晋 - 光石研
 杉下 早苗 - 山本未來

 野原 兼文 - 織本順吉
 野口 貴弘 - 徳井義実
 野口 奈央子 - 小西真奈美

 高野 茂 - 三浦友和