自分で封印していたもの。なかったことにしてきたもの。 | いつだって、わたしはわたしがたのしみ。

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こんにちは、加瀬由姫です。

 

昨日の記事で、あるCMから何を感じますか?ということを問いかけてみたのですが

 

今日はわたしがそのCMから行き着いたブロックについて書きますね。

 

CMは、こちらです。

 

https://youtu.be/6nCRigQLndk

 

(30秒のCMです。)

 

 

 

 

わたしは、このCMを観たとき、じつは感動して泣きました。

 

自然と涙がこぼれました。

 

このとき出てきたワードは、

 

「むくわれて良かったね。」でした。

 

このワンちゃんの思いが赤ちゃんに伝わって、「むくわれたんだね^^」という思いです。

 

 

 

ここから、「むくわれる」というワードについて思いをふくらませてみました。

 

まず、母が出てきました。

 

「うちの母親はなかなかむくわれない人だな~。」という思いが出てきます。

 

そしてすぐあとに、「わたしもむくわれていない。」という思いも。

 

 

 

母は、小さい頃に親が離婚し、その後再婚しました。

 

継母に育てられたため、小さい頃から気を使い続けていたそうです。

 

(わたしにとっては、大好きなおばあちゃんでした^^)

 

自分が結婚するときには、同じように親とうまくいっていなかった父と出会い

 

自分たちと同じ思いは子どもには絶対にさせないようにしようと話し合ったそうです。

 

 

 

でも、結婚生活はうまくいきませんでした。

 

離婚し、その後再婚した義父ともいろんな問題が起きていました。

 

 

それを幼い頃からみてきたわたし。

 

誠実な人柄だと思われる母ですが、

 

そのわりにむくわれない人生だよな~と

 

わたしの目にはそう見えていたのです。

 

 

 

次にわたし。

 

「わたしもむくわれていない。」

 

「むくわれていない。」という思いから、いろんな過去の出来事がでてきました。

 

ちなみに、わたしの場合、最初の頃はなかなか出来事もでてきませんでした。

 

ブロックと向き合って感情を感じるようになってから3ヶ月くらいたってからのことです。

 

 

 

わたしが思い出したある出来事。

 

幼稚園の頃か小1くらいに離婚した両親。

 

わたしたちは母と一緒に遠くの街へ引っ越しました。

 

それから2年くらい経った頃、父が母の留守中に会いに来たんです。

 

ひと目見て、「あ、お父さんだ!」とわかりました。

 

お父さんは、わたしと妹をお食事に連れ出してくれたんです。

 

わたしは、お父さんに会えてとっても嬉しかった。

 

お父さんは言いました。

 

「クリスマスになにか欲しいものはある?言ってごらん。」と。

 

わたしと妹は、欲しかったいろんなおもちゃをお父さんに伝えました。

 

そのとき、食事をしていたお店にお母さんがやってきました。

 

お母さんに喜んで近づいていったわたしは、「お父さんが来たよ~」と伝えましたが

 

その表情を見て驚きました。

 

お母さんの表情がとても固かったんです。

 

怒ってるようにも見えました。

 

(お父さんが会いに来たことを喜んじゃいけなかったんだ・・・・。)

 

お母さんは、「お父さんにちょっと話があるからふたりで遊んでてね。」といったように思います。

 

 

 

 

どっちに気を使えばよかったのか。

 

わたしは無邪気に喜んだ自分を反省しました。

 

無邪気に喜んだり、無邪気に泣いたりした自分を反省した経験は他にもあります。

 

どれも、結果母を悲しませることにつながるように感じました。

 

だんだん、感情を感じないように、表現しないようになっていったのかもしれません。

 

 

 

その後何日か過ぎて、使っていない部屋にきれいに包装されたプレゼントがいくつも重ねておいてありました。

 

わたしはその包装紙の下に透けてる絵柄を見て

 

クリスマスに欲しいとわたしたちがお父さんにねだったものだとわかりました。

 

でも、わたしたちに見せることなく置いてある。

 

お母さんはこれらをお父さんに返すつもりなんだなと悟りました。

 

 

 

このときの自分の思いを感じようとしたのですが、

 

なにも感じることができません。

 

お父さんが約束を守ってくれたということへの嬉しさは感じます。

 

でも、小2くらいの子どもが、どうしてプレゼントがほしいとダダをこねるとか、泣き喚くとか

 

ここでできないのだろう・・・。

 

 

 

今思うと自分で自分が不思議です。

 

 

 

勉強会でルミさんにこのことを質問したとき、隠された感情、根本にある思いを誘導してもらいました。

 

 

 

 

 

「お母さんの意に反することはしたくない。」

 

「お母さんが望むようにしよう。」

 

 

 

このプレゼントを開けたらお母さんが悲しむ?

 

 

「そうです。」

 

 

 

お母さんは悲しいとどういう行動をされる人?

 

 

「何もしないです、ただ一人で悲しむと思う。」

 

 

 

うん、何が起こりますか?

 

 

「・・・・・・・・わたしは、イヤです。」

 

 

自分がお母さんを悲しませるのがイヤ?お母さんが悲しむのをみるのがイヤ?どちらが近いですか?

 

 

「悲しむの見ることは平気です。」

 

 

 

と、言うことは、自分が悲しませることがイヤ。

 

 

 

「ああ・・・・・・(はじめてそこに気づく)・・・そうです。」

 

 

 

自分がお母さんを悲しませてしまうと、何が起こると思っていますか?ゆきちゃんのなかで。

 

 

「う・・・・ん、生きがいをなくすんじゃないかな?って・・・」

 

 

お母さんのなかでゆきちゃんが生きがいなんですか?

 

 

「・・・・・そう感じます・・・・・・(そう感じていたことにはじめて気づく)」

 

 

わたしはお母さんの生きがい、だから、わたしがお母さんを悲しませると、お母さんは生きがいをなくしてしまう。

 

 

「・・・・・・そう・・・。」

 

 

もし、そうなったら、どうなってしまいます?

 

 

「う・・・・・・ん、・・・生きていけないかもしれない。」

 

 

誰が?ゆきちゃんが?

 

 

「お母さんが。」

 

 

あ、お母さん、死んじゃうんだ?ゆきちゃんが悲しませると。

 

 

「・・・うん・・・なんていうか、生きる活力というか、そういうのがなくなって・・・」

 

 

生きる活力がなくなって、そのうち死んじゃうっていう不安があるんですね?

 

 

「・・・・そう・・。」

 

 

お母さん死んじゃったらどんな気がしますか?

 

 

「わたしのせいで?」

 

 

そう、わたしがお母さんを悲しませたからお母さん死んじゃった。 どんな感情がわいてきますか?

 

「・・・・・・・。」

 

 

自分を責めてしまうかな?捨てられてしまう感覚?自分が殺したような感覚?

 

 

「・・・・繋がりが切れるような・・・・・・」

 

 

お母さんとの繋がりが切れることがこわいんだ。

 

 

「ああ・・・・、そうみたい。」

 

「でも、普段は、わたしはぜんぜお母さんに冷たくて・・・。」

 

 

うん、そこを見ないようにしてるから、冷たくなってしまう。

 

お母さんとつながっていたいっていう自分を感じたくないから

 

わざとその感情を凍らせて、冷たくしてしまうということが起こるんですよ。

 

 

「うん、すごく起こりますそういうこと。」

 

 

 

自分がお母さんとすごくつながっていたかったこと、そこを認めてあげることですね。

 

そこを感じてあげる。

 

そこからですね。

 

 

 

ここまでが感情を感じる過程です。

 

このとき、誘導されながら子どもの頃にもどっているような、インナーチャイルドが答えているような感覚です。

 

ゆっくりと自分の感情を味わいながら、答えてます。

 

 

 

冷静に音声を聴いて活字にすると、わたしはありえないことが起きると思っているのがわかりますよね。

 

わたしが母を悲しませることが母親の死に繋がる。

 

ちょっと突拍子もない考え。

 

もちろん、これは表面には出てきません。

 

でも、意識の深いところにできた信念です。

 

これがブロックなんですね。

 

この感情を味わいたくないために、無意識にいろんなことが現実化します。

 

 

 

このブロックが、じつは勘違いだったと自分でしっかりと気づくことがブロック解消です。

 

気づきたくない、なかったことにしたい自分と

 

気付いて欲しいと現実に同じ感情を味わうようなことを引き寄せるブロック。

 

問題が起きるしくみです。

 

 

 

それから、母がとても弱い、悲しませちゃいけない人、かわいそうな人だと思っている。

 

これも大きな勘違い。

 

この勘違いに気づくことと、自分がわが子へ執着を切っていく過程がけっこう重なっていて。

 

そこが偶然ではないように感じています。

 

 

 

 

さてさて、ふと観たCMからここまでたどり着くって

 

面白くないですか???

 

わたしは自分のことながら正直面白いです。

 

心のことを考えるのが大好きだーーーって思います(笑)

 

 

その人だけが感じる感情ってあるんですよね。

 

いきなり深い感情をひとりで味わうのはつらいと思いますので

 

軽いところから感じてみてはいかがでしょうか。

 

こういう封印してきた感情を解放していくことで

 

現実世界が変化してきますからね。

 

 

 

ではでは、今日は長くなりましたが

 

読んでいただきありがとうございます。

 

かせゆきでした。