チョコで超SS 四天編 | 肝っ玉かあちゃんのひとり言

肝っ玉かあちゃんのひとり言

妄想の世界に逝っちゃってるヤツの戯言

某チョコをイメージして書いてみました。



チョコでSS

        ~四天宝寺編~



■白石蔵ノ介の場合■


「白石ってめっちゃ男前やよな!」

「なんや急に?」

「優しいし頼りになるし、白石以上にいい男なんておらへんわ!」



突然褒めちぎりだした私に、「なんやこいつ?」みたいな顔をしていた白石やけど、

私の視線が自分の手元にいっている事に気づいたのか、フッ表情を緩めた。



「自分わかりやすいやっちゃな。」

「ナンノコトデスカ?」

「チョコ欲しいんやろ?」



そう。

白石がさっきから食べている冬季限定のチョコが食べたい!


懇願の目で白石を見つめれば、白石は机に肘をつきながら唇の笑みを濃くした。



「えっと、なんやったっけ?男前で優しくて頼りになって・・・・・惚れそうやって?」

「そこまで言うてへんけどな。」

「ほんまに惚れてくれるんやったら・・・・・あげてもええけど?」

「・・・・・は?」

「どないする?」



にこりと微笑んだ白石の笑顔に、一瞬にして顔に熱が篭る。


この余裕がムカツク・・・。



「もうとっくに惚れてるから、さっさとチョコちょうだい。」



せめてもの反撃のつもりで、私は精一杯の強がりを言うのだった。




●忍足謙也の場合●


「お、ええもん食ってるやん。一個も-らいっと!」

「あ~!!ちょっと勝手に取らんとってや!」



冬季限定のチョコ。

私にとってはかなり高めな値段で、毎回買う前に悩むんやけど、結局は『限定』の文字に釣られて買ってしまう。


でも少ない小遣いの中でそうそう買えるもんじゃないし、ちびちび味わいながら食べてたというのに、

どれほど貴重なもんかもわかってないこの男は、「なんや歯ごたえのないチョコやな・・・」なんて言いやがる。


こういうヤツにはお仕置きが必要やろ?



「謙也!そのチョコ食べたらキスしたなんねんで!」

「はぁ!?」

「そのチョコはキスしたくなるエキスが入ってんねんて!ほら、ここに『Kiss』って書いてるやろ!?」



そう言って商品名の書いてある箱を謙也の目の前に付きだしてやった。



「おい!そういう事ははよ言えや!!」

「あんたが勝手に食べたんやん。」



本気で焦る謙也に吹きだしそうになる。

ほんまにアホやねんから・・・・・・・。



「そう言われてみればなんやしたなってきたかも・・・・。」

「は?」

「なぁ・・・・キス・・・・してもええか?」



真顔で顔を近づけてくる謙也に、今度は私が焦ってしまうのだった。





■財前光の場合■

「なに食ってるんすか?」

「ん?チョコ。」



いつものようにダルそうな態度で側にやってきた光が、珍しく私の食べているものに反応した。

ぜんざい以外の甘味に興味はないと思ってたんやけど・・・・・そうでもないようだ。



「あぁ、雪のような口溶けとか言うやつか。」

「よう知ってるやん。」

「それ、ほんまに雪みたいに溶けるんすか?」

「試しに1つ食べてみる?」



指に摘んだチョコレート。

光はそのまま私の手首を持って口元まで運び、指ごと口の中へと入れてしまった。



「!?」

「確かにキャッチコピーに嘘はないみたいっすわ。」

「あ、あ、あんた・・・・・・」

「ごちそうさんでした。」



光の口の中の熱さと、絡みついた舌の感触が、いつまでも指先に残って、

私はそれ以上チョコを食べる事が出来なくなってしまった。



*****************************************


四天メンバーで私が書けるのはこの3人だけです。


立海の「いちごみるくで超SS 」に続き、チョコで超SS書いてみました。


今回はあまり糖度は高くないかな?

でも超SSだいぶ書きなれてきた気がするー!!



今からメイトに行ってきやす♪



よければワンクリックお願いします。
にほんブログ村 小説ブログ 夢小説へ
 にほんブログ村