『いちごミルク』で超SS 立海編 | 肝っ玉かあちゃんのひとり言

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妄想の世界に逝っちゃってるヤツの戯言

車を運転しながら浮かんだ、「ちょ~SS」デス。

特に意味はありません。ww



いちごミルクでSS 

                   ~立海編~


■真田弦一郎の場合■


「真田ほどいちごミルクの似合わない人っていないよね。」



特に深い意味があったわけでもなく、ただの冗談のつもりだったのに、

私の言葉を聞いた真田の表情が一瞬にして強張る。


え?そんなにショックだった?

真田ってもしかしていちごミルク好きだったの?



「それは・・・・・俺とお前は釣り合わないという事か?」

「へ?」

「お前ほどいちごミルクが似合う女はいないと思う。」

「あ、ありがとう・・・・・?」

「だが・・・・その・・・・。お。俺は・・・・似合わないのだろう?」



私を見つめるその瞳が不安そうに揺れていて、また頓珍漢な事を言い出したな・・・と思いながらも、

そんな真田が可愛くて、にやける顔を隠すように真田の腕に手を絡めた。




●幸村精市の場合●


「いちごミルクのどこが好きなんだい?」

「甘くて美味しいし、ピンクで可愛いでしょ?」



いちごミルクって可愛らしいイメージだし、味も甘くて美味しいし大好き。

チューッと吸い上げると、ストローがピンク色に染まる。

その瞬間もなんだか好きだ。



「ふーん。それってお前みたいだよね?」

「へ?」

「甘くて可愛い・・・・・」

「せ、精市・・・・・・?」

「ほら、頬がピンクに染まって・・・・美味しそう。」



迫り来る精市の顔に、いちごミルクを落としそうになった。




■柳蓮ニの場合■


「気に入らないな。」

「なにが・・・・?」



データーをまとめる蓮ニの隣で、雑誌を捲りながらいちごミルクを飲んでいると、

突然蓮ニが顔を上げて、いちごミルクを持つ私の手を掴んだ。


なんだというのだいきなり・・・・?



「お前の手はいつもそのいちごミルクのパックを持ち、口はストローを咥えている。」

「だ、だから・・・・・?」

「その手もその口も・・・・・俺だけのものではないのか?」



奪い取られたいちごミルクのパック。

代わりに蓮ニの手と唇が、私のそれに重なった。




■柳生比呂士の場合■


「またいちごミルク飲んでいるのですか?」

「うん。」

「本当にいちごミルクが好きなんですね。」



眼鏡を押し上げながらクスリと微笑を漏らす。


呆れられるかな?と思ったけど、その微笑みは優しくて、

私も、ストローから離した唇に笑みを浮かべた。



「うん。大好き!!」

「それは・・・・・私よりも好きということですか?」

「え?」

「それとも、私の次に好きなのですか?」



微笑みは優しいままなのに、意地悪い事を言う比呂士に、胸がドキドキと高鳴った。




■仁王雅治の場合■


「いつ見てもいちごミルク飲んどるのう。」

「だって好きなんだもん。」

「たまには違うもんを飲みたいと思わんのか?」



机の上にだらりと寝そべる仁王が、顔だけをこちらに向けて上目遣いに私を見る。

だるそうにしているだけなのに、どうしてこうも色っぽいのだろう?



「全然思わないよ。1日中でも飲んでいられる。」

「1日中ねぇ・・・。」

「なに?文句あるの?」

「文句はなかよ。ただ、お前さんとキスしたら、いつでもいちごミルクの味がするんじゃな・・・って思ってのぅ。」



のそりと起き上がった仁王が、スッと私の顔に手を伸ばした。




●丸井ブン太の場合●


「一口くれよ!」

「やだよ!」

「いいだろ?飲ませろぃ!!」



必死でいちごミルクを死守する私に、しつこく手を伸ばしてくるブン太。



「欲しいなら自分で買いなよ!」

「それじゃぁ意味ねぇし!」

「はぁ?」

「・・・・・・・・・・・・・・お前が飲んでるヤツじゃなきゃ、間接キスにならねぇだろぃ。」



ぼそりと呟いたブン太の顔は、ミルクを混ぜる前のいちごのように赤かった。




■切原赤也の場合■


「先輩!!これ、あげるッス!!」



もじゃもじゃ頭の後輩が、ニカッと眩しい笑顔で差し出してきたのは、私の大好物『いちごミルク』。



「どうしたのこれ?」

「へ?えっと・・・・間違って買っちゃったんスよ。」

「いちごミルクを?」



私の好きないちごミルクは自販機では売ってなくて、売店でしか買えない。

それをどうやったら間違って買っちゃう・・・・?


じっと赤也を見つめ続けていると、「間違って買っちまったもんはしょうがないじゃないッスか!」と、プイッと顔を背けてしまった。


なにこれ?ツンデレ?

可愛すぎるんですけど!!



「ふふ。ありがとうね。」



いつも飲んでいるはずのいちごミルクが、今日は格別に美味しく思えた。



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ジャッカルはどうした!?

それは聞いてはいけません。←


真田が壊れてる気がしますが・・・・昇華好みに仕上げたつもり。(笑)

え?違った?ww


立海編とか書いてますが。他校を書く予定は今の所ありません←



ワンシーンだけを抜き出すのが超絶苦手な私にしては頑張ったと思う。ww



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