仁王SS | 肝っ玉かあちゃんのひとり言

肝っ玉かあちゃんのひとり言

妄想の世界に逝っちゃってるヤツの戯言

ベッドの上で荒い息を繰り返す私を、いつもの如く目を細めながら楽しそうに見下ろしている雅治。



「エロイ顔じゃのう・・・。」

「お前帰れ!」



精一杯睨みを利かして怒鳴ってやったのに、声は掠れ思う様に声がでない。



「ククッ。まぁそんな怒りなさんな。余計に熱が上がるぜよ。」

「そう思うなら本気で帰ってください・・・・。」



昨晩から出た熱で学校を休んだ私を、見舞いに来てくれたようやけど

正直今は相手にできるほどの元気もないし、出来るなら帰って欲しい。


だけど雅治はベッドの横に椅子を持ってきて、なにやら楽しそうに私を見下ろすばかり。


何がしたいんだコイツは?



「うつったら困るし帰った方がいいって。」

「こういう時はさすがにいつもの威勢はないんじゃな。」

「あのね・・・ってもうええわ。そう。元気ないねん。だから帰って。」

「そんな姿もたまにはええが、やっぱりいつもの雪がええのぅ・・・。」



急にしおらしい事を言い出した雅治に目を丸くする。

さっきとは違って本当に心配そうな目で、私の額に張り付いた髪を撫でたり

横に置いてあったタオルで汗を拭いてくれたり・・・・。


そんな風に優しくされると・・・・弱っている心は甘えてしまいそうになる・・・・。



「雅治・・・・。」

「ん?」

「ちょっとだけ・・・・手握ってて・・・。」



「帰れ!」とか言っていたくせにずいぶんと勝手だとは思ったけれど、

雅治は何も言わずその手を握り締めてくれた。


優しい温もりに守られているようで・・・・瞼がゆっくりと下がってくる。


その時不意に口元が何かに覆われた。


パチリと目を開けると、今まさにキスをしてる最中の雅治のアップ・・・・・。



「あ・・・・あんた!うつったらどうすんの!?」

「だからここに置いとったマスクを被せたんじゃが?」



言われてみれば・・・・私の口にはマスクがされている・・・・。



「なんか意外・・・・。雅治ならそんな事気にせんとキスとかしそうやのに・・・。」

「辛そうな雪を見とるのは・・・・・俺も結構辛い。」

「え?」

「だからうつされるわけにはいかん。雪にも同じ思いはさせとうないからの・・・・。」



なにそれ・・・・。

私に同じ思いをさせたくないからとか・・・・・・・・嬉しくて顔が緩んでしまう。



「嬉しそうな顔しとる。」

「だって・・・嬉しいもん。」

「そんな可愛い事言われたらマスク越しじゃ我慢できんようになる。」

「私を悲しませたくないんやなかったん?」

「やから早ぅ元気になりんしゃい。」



私も雅治を悲しませたくはないから・・・・早く元気になってみせるよ。

だからも1度だけお薬をちょうだい。


そんな思いを込めて、マスク越しにキスを強請った。





マスク越しのキス

        (マスクの上になんか乗ってない?)

        (念には念を。ティッシュ10枚じゃ。)


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そろそろ拍手の入れ替え時期かな・・・?

って事で、風邪引きシリーズを書いていこうと思います。


とりあえず・・・・立海制覇を目指して!


これはまぁ自分へのお見舞いSSですけどね(笑)

こんなん書いてますがいまだに熱が38度以下になりません。

しつこい熱ッスわ・・・・。

でもかなりこの熱に体が慣れてきたのか、神経が麻痺してきたのかはわかりませんが、

私意外と元気です!←


とりあえず・・・・・アイスが食いたい!!

アイスのストックがなくなって発狂しそうです!!

ないってわかってるのに何度も冷凍庫開けちゃって・・・。ww

旦那に頼んだんですが元気になるまでダメ!!って言われちゃいました・・・。うぅ・・・・。


でも美姫ちゃんがアイス画像載せてくれたし、姫ちゃんはお見舞い用の画像送ってくれたし♪

雪姉がんばるよ!!(笑)