男尊女卑

仕事関係で、私の周辺にいる人から聞いたある中年男性が、恐ろしく男尊女卑という100年くらい前の日本か？！と思うようなお話です。

この中年男性は、ある職場で、女性がストレートにものをいうのが耐えられないと言ったとこのこと。私は、アメリカ育ちの帰国子女ですから、ストレートにものをいうのが、あたりまえ。言わなかったら、逆に自分の意見もいえない無能といわれるのが、かの国の一般的な習慣。むろんどこの世界でも例外はありますが、日本よりは、アメリカのほうが、自己主張の強い人は多いし、女性も強い人、いっぱいいます。これはあくまでも、日本との比較の上です。アメリカ社会で13年間住んでみて、私もだいぶ考え方がアメリカ的になっていることは事実です。ですから、私自身も、かなりストレートにものを言うことがよくあります。それを受け入れられない男性がいることも事実。

しかし、いまだに、女性がストレートにものをいうことは耐えられないという、このような純粋なmade in Japanの男性がいるのか！と私は、呆れるやら、ビックリ仰天するやら。ここでは、特にこの化石のような時代錯誤男の話を特記しているので、その点は、ご了承の上、この記事をお読みください。

この中年男性は、とにかく面倒な仕事を嫌う人で、いかに手抜きをして、上司にだけ媚をうって、出世できるかだけを考えている無能人間！と、同じ職場にいる人全員が一斉に批判をしたそうな。しかし、こういうたぐいの無能人間は、いずれは化けの皮がはがれ、周りの人間から、本性を暴かれるもの。

結局、女は意見を言うな！と主張し、自分にだけ甘く、弱いものいじめをし、上司にだけ媚をうって出世をしてきた男が、化けの皮がはがされ、職場にいずらくなり、自ら辞表を出して去っていかざるをえなかった、哀れな男のお話。

いまだにこんな男尊女卑の男性が、この世に存在しているんですねえ・・・。話を聞いただけで、びっくり仰天してしまいました。ま、こういう類のサボり魔は、どこへ行っても長続きしないでしょうし、周囲とは摩擦だけを起こして、結局は、どんな職場にもいずらくなって、降格になったり、辞めさせられたり、いずらくなって辞めざるをえなかったりするんでしょうねえ・・・。

この恐ろしく暑い中で、背筋がぞっとするような、時代錯誤的なお話を、昨晩聞かされ、腰をぬかすほどビックリしている私です。女が意見をいうことは、耐えられない--本当に、こんな時代錯誤的な男尊女卑の男性って、いまだに存在しているんですかねえ・・・？呆れて、ものも言えません。